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東京楽焼鉢「福富京楽堂」               No.421
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◆2011年11月1日、。   東京楽焼鉢「福富京楽堂鉢」

東京楽焼鉢「福富京楽堂蘭鉢」、。
明治時代中期から後期へかけての30年間前後、東京市本郷区上駒込で開窯し、カタログ販売まで手広く楽焼鉢を商っていた「福富京楽堂」の蘭鉢です、。大正時代中ごろに開窯した「錦園堂・手島揫二鉢」に取って代わられるまでの東京での楽焼鉢市場を独占していた模様です、。

「京楽焼」の、特に「短冊屋」から多くを学んだ様子で、その製品は「京楽焼」の特徴をかなり具えます、。この点は、東京で独自デザインを開拓して行った「錦園堂・手島鉢」とは異なるところです、。特に「台となる鉢の造り、」は一見すると京楽焼かと思わせるほどですが、京楽焼にはあって東京楽焼にはない制作上の特徴があります、。(このことは、いずれの機会に、)、。

絵付けは窯元絵付けだけだと(現在の所)思われますが、文様のデザインは多種に及び、京楽焼と共通するデザインも製作しました、。白色や黒色イッチン絵付けの唐草紋鉢などは京楽鉢と混同するほど見分けは困難なものも多いのです、。

「足の形」は特徴的で、長く大きく、シッカリとした作りになっています、。この足だけを見て「京楽焼の短冊屋鉢」と混同される場合も多いのですが、下スレNo.420に画像を掲載して比較しているように、「短冊屋の足の作り、」は案外小さく先が細くなったものが多いのです、。鉢裏側から足を見ると両者の違いはかなり判断が可能です、。

「鉢ヘリ」には短冊屋に見られる「直線的・鋭角的」な切れ味の鋭さはなく、丸味を帯びます、。

画像の鉢は、「雲取り」状に加茂黒釉薬を厚めに掛け流し、白胴には「観世水(または流水)」に「もみじ」や「桜花」を浮かべた上品な文様になっていますが、デザインや色使いの奇抜さは、伝統に縛られた「京都」には存在しない「東京」の自由さを感じるのです、。ま~、窯元絵付けは京都でもかなり奇抜な絵付けも存在しますが・・、。

「福富京楽堂」の鉢は、静岡県東海地方から東、北関東方面まで広くに比較的多く残っています、。

明治中後期の作品、。(飛田邦之氏蔵)
by evian_th | 2011-10-31 15:18 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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