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楽鉢「隠し絵付け蘭鉢」                    No.557
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◆2016年2月、。   楽鉢「隠し絵付け蘭鉢」


新年なのだから、パッと華やかな鉢画像が良いと思ったのだけど先月の鉢画像は地味過ぎた、。それで今月は華やかで賑やかな鉢画像、。

この鉢の画像を見た時には「1の足」を見て「松をアレンジして描いてある」ものとばかり思ってました、。今月掲載しようと思って見直すと、なんと「隠し絵」になっていた事を知ったという次第、。

隠された本当のテーマは「加茂黒釉部分を塗り残した唐獅子」と白色泥漿で描かれた「牡丹」の図、。
”唐獅子ぼーた~ん~♪♪”なーんてのは演歌の世界かヤクザの彫り物かと思っていたら、ものの本によると意外にも古く、元はライオンをアフリカや中東でデザイン化した図柄だったものが中国へ伝わり、日本へは中国の唐の時代の紋様が伝わったので「唐獅子紋」と呼ぶらしいです、。「獅子」は中国でデザイン化される内に「目出度い神獣」としての側面を強め、頭と首と尾には「火焔状の渦巻く毛」を持つように変化して行ったようです、。同じく吉祥紋の牡丹と併せるデザインも中国伝来のもの、。

その「唐獅子牡丹紋」を「塗り残しの隠し絵」にしたこの絵師の腕前は大したものだけど、なんしろ「隠し絵」だから「足の正面」へメインテーマを持って来る訳には行かず、「獅子は足と足の間」に置くという矛盾に直面している所が、なんとも笑えますね、。
まぁ、獅子図の蘭鉢は多く見たけれど、この鉢が一番上手く獅子を描いていると感じます、。

窯元は不明、。京都かどうかさえも不明です、。エビアンは直感的に足の横から画像の形と加茂黒の肌理の質感から「福富京楽堂」だと感じましたが、福富の他の鉢の絵付けとは違い過ぎるとは思っています、。
短冊家と楽徳窯と佐々木松楽窯とは外しても良いと思います、。段替わりを取らず、でも腰部分には紋様を描いてあるので「総絵付け」とは呼べず、こういう点が「伝統紋様」を継承していないと思われ、そのことが「京都以外の鉢」と思わせるのです、。(佐々木松楽窯は有りかも知れないな~)、。

台の作りは硬そうで非常に良く、絵付けの腕前も上手く、しっかりと作られています、。顔料は、白と金以外に緑色、紫色、赤色、空色、が使われており、顔料の多彩さがこの鉢の製作年代が明治後期頃であろうということを示しています、。派手で目立つ鉢に仕上がっており、欲しいと思わせる逸品です、。(口径14センチ、高さ18センチ。飛田邦之氏蔵)







by evian_th | 2016-01-30 12:59 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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