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◆「東洋蘭風来記・4」               No.193
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これは、「自然と野生ラン」誌に2003年11月号から2004年10月号まで連載した「東洋蘭風来記」です、。連続12回掲載します、。挿入画像もなるべく同じ品種のものを使用します、。
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◆No.4、舌の形を表わす用語の整理

 現在、日本春蘭界において一般的に使用されている「舌の形を表わす用語」は、形式化されたものではなく、何となく、見た目で使われている言葉にすぎず、各地方によってバラバラの用語が使用されているのが現状です。
 いっぽう、ものの本に掲載されている「舌の形の用語」は200年もの昔に中国で、主として「一茎九華の舌」をもとに使われていた用語であり、現在の日本で春蘭に当てはめて使用するには無理もあり、また、理解している人も、まずいないのが現状でしょう。
 そこで、現在の日本春蘭界に当てはまる用語を使って、古い中国の一茎九華の用語を整理してはどうか、と思うのです。日本の春蘭界独自の用語があっても良いという訳です。
 ◆   ◆
日本での「春蘭の舌の形を表わす用語」は(おおむね開花後1週間目くらいの形を標準とした場合)
① 受け舌(船底を含む)
② 円舌(または垂れ舌)
③ 巻き舌(捲舌)
の3種類に統一してはどうかと提案しています。
 ◆   ◆
① 受け舌――舌先端が受けて、前面に少し下垂することもあるが、背面に巻き込まないもの
 中国蘭用語では、如意舌:(如意棒が語源らしい)「万字」「天緑」など(中国蘭、以下同)・小如意舌:「翠桃」・大如意舌:「瑞梅」・竜呑舌:舌と棒心との間が開いた形を指す言葉
② 円舌(垂れ舌)――大きく前面に垂れるが、背面に巻き込まないもの
 中国用語では、円舌:「逸品」「小打梅」・大円舌:「緑英」・大舗舌:円舌よりも幅広のもの。「竜字」・大柿子舌:柿の種のような形・大吊舌・劉海舌:仙童、劉海童子のオカッパ頭のような舌。「宋梅」、「西神梅」
③ 巻き舌――開花後、数日を得ずして、背面に巻き込むもの
 中国用語でも捲舌:「老文団素」、「憲荷」
 舌の形は、開花後刻々変化するものなので、決めつけて分類し難いものです。たとえばもっともポピュラーな「宋梅」でも、開花直後の花形の良い頃は「受け舌」で、舌が本来の劉海舌になる頃には、花形は崩れてしまいます。そこで、おおむね開花後1週間の頃を判断の目安にするのが良いと思われます。(2004年2月号)
by evian_th | 2008-07-04 02:25 | 東洋蘭(春蘭)
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