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楽焼鉢の絵付け様式の呼び方             No.500
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◆2013年12月、。   楽焼鉢、絵付け様式の呼び方


京楽焼植木鉢、古典の伝統紋様の呼び方
エビアンが鉢の説明文を書く時に使う用語はできるだけ日本古来の伝統紋様の用語を使うようにしています、。

「日本古来の伝統紋様」というのは、過去数百年間の長時間に渡り京都の主として「西陣や友禅など着物界」で作られ使われ続けた「絵柄」であり、その夫々の呼び方も伝えられてきたものです、。
京楽焼鉢などの陶磁器界の紋様も同じです、。着物界から引用したものです、。

①と②は「段替わり」(だんがわり)
楽焼鉢には用いられることが多い手法です、。胴部分に横線を何本か引き、その各々の段によって絵模様を変える手法のことを「段替わり」と呼びます、。引かれる線の数は絵柄や絵師によって様々です、。

③と④は「片身替わり」(かたみがわり)
「縦線を引き、左右で絵柄を変える」手法を「片身替わり」と呼びます、。「短冊家」や「福富京楽堂」で多く使われた様式ですが、他の窯元の鉢にもあると思います、。④の鉢写真では上下に横線を引き、その中央部分を「片身替わり」にしています、。

⑤と⑥は「霞取り」(かすみどり)
主として「風景画」の場合に絵に遠近感を持たせるためや途中を省略する場合に「霞」や「雲」が掛かったように見せるために考え出されたデザイン、。
古典模様では⑤のように横方向から掛かります、。これを⑥の鉢のように「上下の縦方向」へ応用したのはエビアンの独断です、。
古典紋様用語から探しに探しても縦方向に掛かるデザインは見当たらず、デザイン的に最も近い「霞(雲)取り」を引用して使っています、。
これには異論があると思います、。が、もし異議を言われるなら「伝統に基づいた古典用語」の中から対案を提示して下さると助かります、。「後になって作った用語」を言われても、それは受け入れられません、。他は全部伝統用語なのですから、。

⑦と⑧は「総絵付け」(そうえつけ)
縦や横の線で区切らず、鉢の胴部分全面に一つのテーマの絵付けを施した様式を「総絵付け」と呼びます、。

⑨は「繋ぎ紋」(つなぎもん)
よく練り込まれ簡略化された図柄の連続模様のこと、。画像は「亀甲・花菱・繋ぎ紋」(きっこうはなびしつなぎもん)、。「波」の絵で「青海波模様」は一つの扇型の連続と見るのではなく、全体で「青海波」(せいがいは)という文様なので「繋ぎ紋」とは呼びません、。

⑩は「散らし紋」(ちらしもん)
古典模様を全面に散らばしたデザインを「散らし紋」と呼びます、。画像は「舞扇」を散らし、その扇の中へ更に絵を描く場合もあります、。画像は「舞扇散らし紋」(まいおうぎちらしもん)、。

⑪は「尽くし紋」(つくしもん)
一つのテーマに基づいた各種の絵を集めた紋様を「尽くし紋」と呼びます、。画像は「秋草尽くし紋」、。くどい呼び方をすれば「秋草尽くし紋の総絵付け」、。



(このスレッド、追記するかもしれません)
by evian_th | 2013-12-15 23:36 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
奥地蘭、豆弁蘭優品黄花「金紋」           No.499
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◆2013年12月、。   奥地蘭、豆弁蘭の優品・黄花ベタ舌系

奥地蘭、「豆弁蘭優品黄花ベタ舌系」
表の「風来記ページ」に掲載すべき蘭なのだけど、風来記の方は今月中旬に予定してる「楽焼鉢の絵付け」記事がある、。それで奥部屋に掲載、。
この蘭は昨年春に一度載せている、。今シーズンは未だ余剰苗出品できるほど増えてないけど次のシーズンには、。

蘭の画像6枚の下、7枚目は松村謙三氏のご長男で当時三菱倉庫社長だった松村正直氏(右)、。その左で鍋をつついているのが画像の蘭を中国から持ち帰った神戸三彩園の立花氏だ、。
立花さんは、松村謙三氏と中国との特別な繋がりや、松村氏のご長男の正直氏との関係を実に上手に利用した人だ、。(なんか悪口を言ってるようだけど、まぁこういう風に書くのが最も適切だと思う)、。
松村謙三氏は日中国交回復の陰の立役者であり、たびたび中国を訪問されている、。8枚目画像は1964年(国交回復前・昭和39年・東京オリンピックの年)に訪れた時に、同じく愛蘭家で中国軍の朱徳将軍が蘭園を案内している写真、。蘭の本国で蘭(主として一茎九華)を見るという名目で訪中し、裏では国交回復の下準備の話し合いが進められたのであろう思う、。

その松村謙三氏のご長男が同じ時に三菱倉庫の社長として神戸(大阪か?)に居られ、三彩園と近づきになられたのだろう、。三彩園は当時、神戸・国鉄ガード下の花隈駅寄りに店舗を構えていた東洋ラン業者だ、。寺内さんという女性が経営する蘭業者なんだけど、寺内さんと立花さんとがどういう関係なのかは蘭商間の謎だ、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。
松村正直さんはお父上に親孝行のつもりで東洋蘭を始められたようだたが、熱心に栽培と蒐集をされたのは「東洋ランお棚拝見」にも書いて居られるとおりだ、。

8枚目画像で松村謙三氏が朱徳将軍と蘭を鑑賞しておられるのが1964年となっている、。毛沢東による文化大革命の始まる頃の日付で日本の蘭界歴史的に非常に価値ある写真だと思う、。(この写真は知人の中国人からもらった)、この後、中国は一茎九華銘品も書籍も植木鉢も、文化的に古い価値の物を根こそぎ全部焼却処分にしたり破壊処分にしてしまう、。毛沢東主席、周恩来首相、の頃のことだ、。朱徳将軍は周恩来首相の気に入りの部下だったのだろう、。

立花さんはこの関係を実に上手く利用したとエビアンは思っている、。
中国は正直さんの中国訪問を丁寧に扱う筈だ、。その正直さんに付いて行けば一般の蘭園以外の個人の棚も出入りできた筈だ(とエビアンは想像する)、。
というのも、立花さんが中国から持ち帰った蘭の数々は、ちょっとやそっとじゃ一般の蘭商人が中国へ買いに行ったからといって手に入る蘭とは”レベルが違った”からだ、。レベルが高かった、。
次回の記事に掲載予定の「蓮弁しろばな白麗、」がその代表格と言ってもいい蘭だけど、奥地蘭ブームの時に商人筋が何とか「蓮弁しろばな白麗を上回る蓮弁蘭を・・」と色々の蓮弁蘭を導入したが、遂に成し得なかったことを見てもお分かり頂けると思う、。「蓮弁しろばな白麗」は今も頂点に居る、。こういう蘭は中国でも一般の蘭商人が商える蘭とは訳が違う、。山から採られた時点で権力者の棚へ入って行く、。下々の蘭園が扱える部類の蘭ではない(というくらい”格が違う”)、。


立花氏が持ち帰った蘭の内で「豆弁蘭の黄花の優品」には2品種ある、。一つは画像の黄花、。黄色の冴えに際立ったものがあるのを感じる、。垢抜けているというか、。花弁の形も内抱えで上品だ、。捧心の抱えも申し分ない、。舌は幅広く舌点は”紅舌気味”だ、。日本春蘭「百舌」よりも紅舌だから「紅舌系」と書いたが「紅舌」と言い切ってもいいほどだ、。花色・花形・舌型・舌点、の特徴強さで一目で他品種とは見分けが付く、。
もう一つは、(思い出したくもないのだが)エビアンの見る目の無さのせいで、目の前に置かれたのにパスをしてしまったのだ、。後になって良さが分かった時には既に他人様の持ち物になっていた、。ところが、この人がこの蘭を傷めて種木程度になったものを散らしてしまった、。他にもある筈で商人さんに依頼して探してもらってる、。明確ではないが、どこにあるかの目途は付いてる、。いずれ入手して(あのパスをしてしまったという)悪夢を晴らしたい、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。、。思い出すたびに自分が大馬鹿者に思えるから早く入手して忘れたい、。


今は日本と中国とは「尖閣諸島問題」や中国による「防空識別圏の一方的な線引き問題」や「中国人の反日感情問題」やらで日中関係最悪の状況下であって、記事のタイミングがいかにもまずいけど、東洋蘭史のことなのでご容赦願います、。本日の記事で奥部屋は中国国内では削除でしょう、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。、。「文化大革命」は禁句なのだ、。(日中関係最悪どころか、日中戦争勃発の危機のタイミングだものね)、。
中国人は「中国には6000年の歴史があります、」と言うが、尊敬する古代中国は滅び去っている、。6000年の歴史ある国家の人民が、パリの凱旋門前の大通りで大便したり、日本や台湾の地下鉄車内で20歳くらいの女性や子供が小便したりするものかねぇ、。そういうマナーしか持たない中国人の歴史はせいぜい50~60年程度の国家だろう思う、。文化大革命では自国民を数千万人(2000万~4000万人)も虐殺している、。1970年だから、今からわずか40年程度前の出来事である、。


4度読み返して4度修正をしましたが、まだ、誤字や誤変換が有るかも知れません、。見付け次第訂正します、。読んでいるのに見落とすことが多くて、。


この豆弁蘭は風来記の独占品ではありません、。が、見分けのために仮名でもいいから命名しておかないと後の混乱の原因になりかねない、。花弁が濃い黄色で舌に家紋のような紋様が出るから「金紋」とでもしておこうか、。

中国の「上海植物園」にある「松村正直氏の銅像」、。
日本の政治家であった松村謙三氏の銅像を建てる訳には行かないので、御子息・正直氏の銅像を建て、説明文に「日中国交回復の井戸を掘った松村謙三氏」に対する敬意を表している、。(撮影by:kumasanちゃん)
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下画像、左端は松村正直氏、右端の女性が神戸三彩園寺内さん、。中央の二人は中国での案内人と通訳だろう、。なぜ客人が端っこで通訳が真ん中なのかは文化の違いか、民度の違いかな、。
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中国水晶寒蘭と創作鉢展
時:2013年12月21日・22日
所:東京銀座 野の花司3階(東京都中央区銀座3-7-21)




杭州寒蘭展
時:2013年12月20日~23日  27日~29日
所:箱根香蘭亭

by evian_th | 2013-12-11 01:18 | 奥地蘭(中国蘭)
京楽焼万年青鉢                     No.498
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◆2013年12月、。   京楽焼万年青鉢、佐々木松楽製



全国水晶寒蘭美術展
時:2013年12月13日・14日・15日
所:東京 上野グリーンクラブ



杭州寒蘭展示会
時:2013年12月14日・15日
所:三重 メッセウイングみえ

by evian_th | 2013-12-02 00:14 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
京楽焼万年青鉢                     No.497
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◆2013年12月、。   京楽焼鉢、佐々木松楽製万年青鉢

師走に相応しく華やかな鉢をと思い画像の鉢を選びました、。ところが偶然にも鉢画像を見ると足の特徴と鉢縁の加茂黒釉薬の肌理の細かさから、今夏来新しく判明した「佐々木松楽窯」の鉢でした、。

何段もの段替わりデザイン、一段置きに金箔無地、楽焼鉢には珍しい朱色絵具の使用などによって絢爛豪華な鉢に仕上がっています、。2段目6段目は格子模様に光琳菊、4段目8段目には唐草文様に何かの花紋様、足正面には窓を切って花紋様(この花も何の花かは不明)、全体を遠目で見ると金箔と朱泥との使用の効果で豪華さと雅とを兼ね持った鉢に仕上がっています、。余程の旦那さんの特別注文品だったのでしょう、。(口径15センチ高さ15センチ)(数寄者蔵)

3枚目画像のみクリックで拡大可能です、。画像をクリックして表示される画像の右下の虫眼鏡マークをクリックして拡大画像をお楽しみ下さい、。
by evian_th | 2013-12-01 11:54 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢



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