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京楽焼鉢「佐々木松楽窯」               No.514
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◆2014年6月28日、。   京楽焼「佐々木松楽窯」そもそも

京楽焼鉢「佐々木松楽窯」そもそも
昨2013年9月になって新たに判明した京楽焼の窯元「佐々木松楽窯」に関して新情報を入手したので以下に記します、。

◆「佐々木松楽窯」の初代は「佐々木吉之介」といい錦絵の絵師だった人です、。
ある時、自分で「龍、」の置物を焼き、絵付けした作品が見事だったので、それ以後、作陶の道へ進む決心をし、明治38年(1905年)に京都市東山区清水(きよみず)2丁目(清水寺の西側門前近く)に「昭楽窯」を開窯し作陶と絵付けの道に入る、。
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<初代佐々木吉之助が作陶した龍>(無断転載なのでクレームがつけば削除します)
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昭和19年(1944年)に至って、窯場を京都市の北西20キロの距離にある京都府亀岡市に移し名前を「松楽窯」と改称し現在に至る、。茶器・茶道具を焼くかたわら楽焼万年青鉢や蘭鉢を多く焼いた、。
◆「松楽窯」の当代は4代目、。古典の手順に従って、電気窯などを使わず今も「備長炭」をビッシリと茶碗の横の隙間に押し込み高温度を得る工夫をした窯で焼いておられる、。日本各地で展示会を開き、遠くは台湾などでも個展を開催しておられる、。
初代・佐々木吉之介・二代・成三、ともに植木鉢を焼いたのですが、今は「茶碗茶道具」専門窯になっています、。
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<錦絵>とは、「多色刷りの浮世絵」のこと、。
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◆特筆すべきは、窯元自身が元・錦絵絵師だった点で、これは非常に異色の窯元と言えると思います、。
従って、その作品のほとんどは、初代・佐々木吉之介自身の作陶で、しかも吉之介自身の絵付けだという点です、。まぁ普通にはこんなことは無い、。
絵師の名前まで判明した佐々木松楽鉢は安心して買える鉢とも言えます、。
尚、佐々木家では代々窯元は「能楽と浄瑠璃」をたしなみ、芸術性を追い求めておられる様子、。エビアンが「謡曲・高砂」からテーマを取った絵付けだと言ったのは当たっていた訳です、。(ちと自慢)、。
錦絵絵師の出身だたか、。道理で他の陶画工とは違った自由な奔放さがあると思ったよ、。

なお、風来記では、古い時代の製作鉢であっても、今後も「佐々木松楽窯」と「松」の方を使い続けようと思います、。2種類を使い分けるのは混乱の元でしょうから、。
by evian_th | 2014-06-28 02:00 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
楽焼鉢「短冊家五柳蘭鉢」              No.513
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◆2014年6月、。   楽焼鉢、短冊家「五柳絵付け七宝繋紋蘭鉢」



兵庫春蘭友の会 新芽会
時:2014年6月29日(13:30~16:00時)
所:相生園芸センター内
会費:500円


三香園 富貴蘭展
時:2014年7月5日・6日
所:三香園


花ごよみ 夏の蘭展
時:2014年6月27日28日29日30日
所:花ごよみ


by evian_th | 2014-06-01 08:48 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
京楽焼、短冊家「五柳蘭鉢」              No.512
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◆2014年6月、。   京楽焼、短冊家「五柳絵付け七宝繋紋蘭鉢」

◆京楽焼・短冊家「五柳絵付け七宝繋紋蘭鉢」
この鉢は商人さんの手元にある時に画像を見た、。その後どこへ入ったかと気になっていたのだたが、今回納まったお棚から画像が出て来て再会し、詳しく画像を拝見できました、。

祇園「短冊家」の製品、「五柳寿運さん」の絵付け、。いわゆる「五柳鉢」なのだが「五柳絵付けの蘭鉢」は稀少品、。時代はあまり無いけれど「五柳」のイッチン絵付けが冴え渡っている作品です、。「五柳」というのは「七宝紋」や「青海波」など「伝統紋様」を描かすと、半端な妥協を許さずにキッチリと描き納めるところなど本当に上手いと感心します、。
4枚目画像だけは少し大きめサイズで掲載してますが、テールベルト絵具をイッチンに入れて「七宝模様」の円を描く見事さは他の絵師にはチョッと真似のできないものでしょう、。
あっさりとして上品な蘭鉢です、。(口径12センチ、高さ16.5センチ)   (新倉善秀氏所蔵)


<七宝紋>
4つの同じ大きさの円を4分の1ずつ重ね合わせる模様を「七宝紋」と呼び、規則的につなげて行く模様を「七宝繋紋」(輪違い紋・四方襷文とも、わちがいもん・よもたすきもん)と呼びます、。円が四方・十方に広がり、その音通から仏教の7つの宝を示す「七宝紋」と称されるようになったといわれる、。

「五柳」や「一柳」(エビアンが便宜上そう呼んでる絵師)は、「京狩野」の流れを汲んだ絵師だろう、という風に萬年青界で言われ始め、風来記でもそういう風に受け継いできましたが、最近少し疑問に感じています、。
「五柳」などが活躍した明治時代の京狩野絵師の具体名が2~3人判明したのでその作品を見ると、楽焼鉢に多く使われる「伝統模様」などはほとんど描かれず、「花鳥」や「風景」など「楽絵師」とは全く異なる題材を描き、筆使いにも共通するような所が見られません、。明治の京狩野は本当に不遇をかこっていたらしく小さな絵が多いのですが、見た範囲では(こちらの望む所とは違った描き方だったからでしょうが)下手なのです、。
「楽焼絵付け絵師」は「狩野派絵師」などとは全く生い立ちを別にする職人であったかも知れないと思い始めています、。物語としては京狩野の末端絵師が食うに困って他分野の絵付けをして食いつないだ、というのは話が成立しますが、実際には陶磁器に絵付けをする(特に楽鉢にイッチン絵付けをする)陶磁器絵師(陶画工)と、紙の上に筆描きで絵を描く絵師とは全く別分野の職人だったのではないかと思い始めています、。
by evian_th | 2014-06-01 00:05 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢



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