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楽焼鉢「大阪楽」                     No.359
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◆2010年9月1日、。    楽焼鉢「大阪楽」の「楽忠」

現在の萬年青界や東洋蘭界で使用されている楽焼鉢は、本家「お茶碗屋」の「楽家」から見れば、楽家とは縁も所縁もない「素人のお庭焼き」と呼ばれるものですが、これとは根本的に別な「楽家の血縁者」が開窯した「脇窯」の鉢に「楽忠」と「楽雅亭」とがあります、。

「楽忠」落款の鉢は、楽家三代目・道入(別名:のんこう)の弟、道楽(忠衛門)が明暦2年(1656年)大阪の堺に開窯した窯の製品です、。大阪堺の地は「千利休」の出身地であり、楽家初代の「長次郎」が「利休」の旧姓「田中」を継いだこともあって、楽家所縁の地であったからからだと思われます、。

「楽忠窯」は、「お茶碗」(茶道具)はほとんど焼かず、当初から「食器や生活雑器」を焼いたと伝えられています、。明暦2年から明治の中頃まで9代続いたとされますが、古典園芸鉢の需要が急増する明治時代に窯を閉じなければならなかったのは、掲載画像で示すように、”何を植える目的の鉢か分からない”ような形に拘ったために、時代の要求と外れ、閉窯に至ったのではないか、と想像しています、。

画像の鉢は、直径19センチ、高さ16センチの外縁三つ足の古典型、。どこかモダンな趣があるので、江戸後期というよりは幕末か明治初期の作品、。普通、「加茂黒」は「加茂川石粉」を水のようにシャブシャブの釉薬に混ぜて塗るのですが、この鉢の場合はもっと粘性の強い釉薬に溶いて、イッチン絵付けか筆絵付けを施したものでしょう、。「瑠璃釉」は「楽忠鉢」では最も多用され、陶器のような生地に「瑠璃釉」で絵付けした鉢が多く残っています、。
普通は「楽忠」文字の落款を押すのですが、この鉢の場合には見当たりません、。理由は不明です、。

下に掲載の2枚の画像は「楽忠」落款のある鉢です、。エビアンは他にも1点これと類似の鉢を知っていますが、これにも落款は入っていました、。落款は一つの目印に過ぎないので、この鉢も「楽忠鉢」であることに疑問の余地は無いと思います、。                       (所蔵と撮影:西口郁夫氏)


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「楽忠」外縁青海波瑠璃絵付楽焼鉢、。(画像提供:華幸園)

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「楽忠」外縁龍図瑠璃絵付鉢、。(所蔵:伊藤勝美氏)

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「楽忠」の落款
by evian_th | 2010-09-01 01:14 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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