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京楽焼「佐々木松楽鉢」                No.508
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◆2014年4月1日、。   京楽焼鉢、佐々木松楽窯「松鶴・松原図蘭鉢」


京楽焼鉢、佐々木松楽窯「松鶴・松原図蘭鉢」、。
明治時代の京都の楽焼鉢5窯の内で「佐々木松楽窯」は最も見分けが付き易い窯元だと感じています、。
台の鉢は「短冊家」を手本としたので他の4窯全部は「短冊家」に似ますが、詳しく見ると夫々独自の個性があり見分けが付くものです、。土目、製法、ヘリの造り、見込みへの釉薬掛け、足の造り、絵付けの個性、専属絵師の違い、絵付けのテーマ、全体の雰囲気などそれぞれに個性的です、。

画像の鉢は「佐々木松楽製」、この窯元はかなり高級な作り方をします、。鉢の焼き加減、または土のこねる時間の関係で、硬度は「短冊家」製品よりも柔らかい作りです、。鉢の硬度の高さでは「短冊家」と「福富京楽堂」が最も硬い鉢を作ります、。

「佐々木松楽窯」の専属絵師(または契約絵師)は個性強く、他の鉢に似せようとしない独自の世界を展開します、。絵心があるらしく、伝統紋様を自己流にアレンジしたり風景画や人物画も多く描きます、。(注:絵師というのは職人なので普通一般には絵心を必要とはしません、。絵師と画家とは全く別です)、。この絵師は半分くらい画家の気があります、。
鉢ヘリと足とに加茂黒釉薬を掛けて胴体部分は塗り残し、イッチンで鳥肌風なイボイボを密に描き、その上に白色釉薬を掛けてから上絵付けを施した鉢が多いように思います、。(以前ご紹介の舞妓模様蘭鉢も同じです)、。

絵柄は「吉祥紋尽くし」というか、「松の老木」を正面にして「鶴亀」「熊手」「帆掛け船」(幸せを運ぶとされた)、「白浜に真砂」など思いつく限りを描いています、。鉢縁直下には雲取り、足周囲には霞取りを施して夫々金泥で埋めて豪華さを演出しています、。
足の絵付けは「唐草に菊花紋」、佐々木松楽窯の定番模様です、。
ありゃ?、もしかして、この絵の主題は謡曲「高砂」かな?、手前の浜は高砂で金色の山は淡路島かな、。


この絵師の名前は4月(今月)に判明するかも知れません、。京狩野の流れを汲んだ絵師だと思われ、。
明治中~後期の作、。          w13センチ×h16センチ、。       (立岩信彦氏所蔵)

エビアン自身は今、何度目かの(多分3~4度目)壁に突き当たっています、。「短冊家」が見えなくなってます、。先月も、ですから「90%短冊家」という風な書き方をせざるを得ない状況です、。
「楽焼鉢は短冊家に始まり短冊家に終わる、」とでもいうような”見えざる大きな壁”です、。スランプというのでもないのでしょうけど、「短冊家を見切れない状態」の真っただ中、。今のエビアンが「これは間違いなく短冊家だ、」と言えば、それは間違いなく「短冊家」です、。でも、ほとんど「短冊家」に出会わない日々が続いてます、。良い悪いは別にして、少ないんですねぇ「本物の短冊家」はね、。
by evian_th | 2014-03-31 12:20 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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