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京楽焼鉢「佐々木松楽窯」               No.514
京楽焼鉢「佐々木松楽窯」               No.514_d0103457_0582858.jpg
京楽焼鉢「佐々木松楽窯」               No.514_d0103457_058407.jpg
京楽焼鉢「佐々木松楽窯」               No.514_d0103457_0584746.jpg
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京楽焼鉢「佐々木松楽窯」               No.514_d0103457_05987.jpg
京楽焼鉢「佐々木松楽窯」               No.514_d0103457_0592256.jpg

◆2014年6月28日、。   京楽焼「佐々木松楽窯」そもそも

京楽焼鉢「佐々木松楽窯」そもそも
昨2013年9月になって新たに判明した京楽焼の窯元「佐々木松楽窯」に関して新情報を入手したので以下に記します、。

◆「佐々木松楽窯」の初代は「佐々木吉之介」といい錦絵の絵師だった人です、。
ある時、自分で「龍、」の置物を焼き、絵付けした作品が見事だったので、それ以後、作陶の道へ進む決心をし、明治38年(1905年)に京都市東山区清水(きよみず)2丁目(清水寺の西側門前近く)に「昭楽窯」を開窯し作陶と絵付けの道に入る、。
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<初代佐々木吉之助が作陶した龍>(無断転載なのでクレームがつけば削除します)
京楽焼鉢「佐々木松楽窯」               No.514_d0103457_134278.jpg



昭和19年(1944年)に至って、窯場を京都市の北西20キロの距離にある京都府亀岡市に移し名前を「松楽窯」と改称し現在に至る、。茶器・茶道具を焼くかたわら楽焼万年青鉢や蘭鉢を多く焼いた、。
◆「松楽窯」の当代は4代目、。古典の手順に従って、電気窯などを使わず今も「備長炭」をビッシリと茶碗の横の隙間に押し込み高温度を得る工夫をした窯で焼いておられる、。日本各地で展示会を開き、遠くは台湾などでも個展を開催しておられる、。
初代・佐々木吉之介・二代・成三、ともに植木鉢を焼いたのですが、今は「茶碗茶道具」専門窯になっています、。
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<錦絵>とは、「多色刷りの浮世絵」のこと、。
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◆特筆すべきは、窯元自身が元・錦絵絵師だった点で、これは非常に異色の窯元と言えると思います、。
従って、その作品のほとんどは、初代・佐々木吉之介自身の作陶で、しかも吉之介自身の絵付けだという点です、。まぁ普通にはこんなことは無い、。
絵師の名前まで判明した佐々木松楽鉢は安心して買える鉢とも言えます、。
尚、佐々木家では代々窯元は「能楽と浄瑠璃」をたしなみ、芸術性を追い求めておられる様子、。エビアンが「謡曲・高砂」からテーマを取った絵付けだと言ったのは当たっていた訳です、。(ちと自慢)、。
錦絵絵師の出身だたか、。道理で他の陶画工とは違った自由な奔放さがあると思ったよ、。

なお、風来記では、古い時代の製作鉢であっても、今後も「佐々木松楽窯」と「松」の方を使い続けようと思います、。2種類を使い分けるのは混乱の元でしょうから、。
by evian_th | 2014-06-28 02:00 | 東洋蘭鉢・ラン鉢
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