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楽焼植木鉢                       No.517
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◆2014年8月、。   楽焼植木鉢

暑中お見舞い!!!

先月の華やかな鉢とは対照的に地味で落ち着いた鉢、。「茶色と青色」の反対色を使ってあるから余計に地味に見えます、。
口径17センチ×高さ12センチというこの鉢は・・・
◆何を植えるための鉢だったのかが分からない、。
◆江戸期の製作と言えるほど古いのか明治にずれ込むのかの時代設定も分からない。
◆短冊家製に見えるけれど短冊家ではあり得ない特徴もあって窯元判断も分からない、。
◆浮彫の模様がなにを描いているのかも分からない、。

という風に、分からないことだらけの奇妙な鉢です、。

じゃ、分かることはというと、「絵師」は全くタッチしていない「陶工」だけが作った鉢であること、。鉢底の雰囲気が一流で、鉢底・足裏だけを見ると短冊家の古い鉢に見えるということ、。
上から見込みを覗き込むと内掛かりが少ないことと、楽焼鉢の土はザラザラとした砂質陶土なのに、いやにツルツルとした印象を受けます、。陶土の色も楽焼らしくなくて、他の焼き物のような土色です、。
鉢ヘリの造りや縄縁の様子などから、相当熟練した陶工が相当数作ったのはうかがえます、。
一旦焼いてから胴部分を紋様を残して削り取って彫り込んであり、地味で雑に作ったように見えて、どうしてなかなか手間暇かけた凝った作り方を施しています、。何かは判らないのですが、当時高価だった園芸植物用に作られた鉢なのでしょう、。
暑い夏の夜に幽霊のような捉えどころのない話で申し訳ありません、。これ以上はエビアンには分かりません、。                 (伊藤勝美氏蔵)
by evian_th | 2014-07-31 11:31 | 東洋蘭鉢・ラン鉢
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