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手島揫二鉢                           No.598
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◆2018年1月、。   手島揫二窯

謹賀新年。本年もよろしくお願いします。



東京・手島揫二窯の新事実、。
新年は「手島揫二窯」の2つの事実のお話から始めます、。

手島揫二は2人存在した、。
この事をエビアンが知ったのは、楽焼鉢を調べ始めた直後(10年以上前になりますが)に最初に出会った真実です、。上画像、7枚目資料の向かって左端の古い書籍の記述に「団子坂上に住する手島揫二氏の先代同名」という文章を見つけたのでした、。「錦園堂・手島揫二」には「同名の親」が居た、ということになります、。「これは大変な事を知ってしまった、鉢相場に影響するといけないので人には言えないな、」と思い、風来記では隠し通して来たのでした、。

その後、初代・手島揫二が明治39年1月に「万年青と仙人掌の銘鑑」(7枚目画像右端)を発行していた事実を知った人が出て来て、もう隠せないかな、と思い始めてはいました、。昨年2017年12月になって、8枚目画像の資料を入手するに至り、その左端に「楽忠は、駒込動坂・錦園堂・手島揫二氏義父の師なりし」という記述を見て、これはもう本当のことを書いておかねばならないと観念したのです、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。


ここで2つばかり整理しておきますが、初代は「楽焼植木鉢製造販売・手島揫二」と名乗り、二代目(7枚目画像中央)が「錦園堂・手島揫二」と名乗っていたようです、。初代は、明治15年頃に「東京市本郷駒込千駄木林町11番地」に窯を開き、二代目は大正7年に「東京市本郷区駒込林町11番地」に窯があったようですから、同一場所ですね、。
訂正になりますが、7枚目画像の書籍文中から、エビアンは過去に「手島窯」の場所について「団子坂上がる」に存在したと書きましたが、8枚目画像の資料による「動坂の上」が正しい場所であったようです、。
千駄木は坂の多い土地で、名前の付いた坂だけでも7つ8つ存在します、。初めに読んだ本の筆者が「動坂と団子坂」とを取り違えたようです、。訂正しておきます、。「動坂」はドウザカと読み、不動坂の略称だそうです、。


「楽忠は、駒込動坂・錦園堂手島揫二氏義父の師なりしという」という記述には驚きました、。
「手島鉢」に多く存在する「青海波紋を使った波千鳥文様」に使われる釉薬は「金」と「瑠璃」とだけです、。その「瑠璃釉」の混合などは、なんと「大坂の楽忠に教わっていた」のです、。
上画像「万年青鉢」と「蘭鉢(未使用)」は初代手島揫二の作品ですが、そういわれれば「瑠璃釉」の混合などは人に教わらなければ自分で出せる色ではありませんものねぇ、。いやぁ驚きました、。「手島の瑠璃釉のルーツは楽忠にあり」でしたか、。

もう一つ、「楽忠窯」は明治12年ごろに閉窯した、と聞いていましたが、明治初期に大阪の市場の将来性に見切りをつけた「楽忠」が「東京・動坂」へ明治初期に窯を移し、明治12年に閉窯したのか、それとも、明治12年に大阪堺の窯を一旦畳んだ後に東京動坂で再び窯を開いたのかは、現在までのところ判明していません、。
8枚目画像の挿絵にあるように「動坂」落款と「楽忠」落款とを押印して「大坂楽忠」と区別したのでしょう、。こういう鉢が現存するのかどうかも分かりませんが、見てみたいものです、。

いずれにせよ、初代手島揫二に鉢作りを教えたのは、東京動坂で窯を開いた楽忠だったという驚愕の事実が判明したことは、誠に喜ばしい出来事です、。

事実は小説よりも奇なり、という言葉を思い知った出来事でした、。

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この項目ご協力者様(順不同)
華幸園住田幸弘様・蛭田梅里園様・米谷青彰園様・立岩信彦様・杉野達実様・笠原信雄様

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万年青鉢7.5x7cm。蘭鉢9x13cm。
「手島揫二」の初代と二代目との関係は実の親子ではありませんね、。「義父」というのですから「娘婿」か「養子」かでしょう、。いずれにしろ「手島鉢の相場」には何の関係もありません、。

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この項目は、2018年4月「手島鉢の全て、スレッドNo.601」で、一部訂正および追加になります、。








by evian_th | 2018-03-26 14:54 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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