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手島揫二二代七々子蘭鉢                     No.603
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◆2018年5月、。    二代目手島揫二七々子蘭鉢


先月(2018年4月)は「初代・手島揫二」のことを資料に基づいて書きました、。楽鉢数寄者に役立つとは思えないけど、資料として残すという意味合いでした、。
今月は「二代目・錦園堂・手島揫二」の「七々子紋蘭鉢」です、。

大正7年、初代の逝去に伴って「初代の娘婿」が二代目手島揫二を引き継いだ訳です、。二代目については出身も何も知られてませんが、単行本に記事を執筆したり、銘鑑に名前を登場させたり、愛知県西端へ帰郷した興楽園・杉浦勘之助と組んで同一デザインの鉢を東京と愛知県とで製作し「手島鉢」として販売したりという風に商売は上手かったようです、。
昭和18年製作の献上鉢の存在は知られていますが、それ以後の鉢の存在は知られてません、。昭和27~28年頃に興楽園が「押し型成形鉢」を完成させ大量生産時代に入ったので、「ろくろ引き手作り」だった手島窯は閉窯に追いやられたと愛知県の郷土史に掲載が有りますから、昭和27年ごろまで続いていたのかも知れません、。

今月画像の蘭鉢は「七々子紋」です、。手島鉢といえば「波千鳥鉢」が有名ですが、昭和の初めの本の写真を見ると、手島の七々子紋万年青鉢が沢山写っていますから、七々子紋様鉢も多く製作したのでしょう、。
使用されている顔料は天然緑土の乾燥すると緑青色になる分です、。浮田楽徳が使ったのと同じ程度の緑土ですね、。緑色部分と緑青とが混ざり合い、何とも言えぬ良い味わいを出しています、。

使われた粘土は、先月に書いた愛知県猿投設楽山系の「キブシ粘土」です、。キブシ粘土はこの鉢のように黄色味がかったものから純白(乳白色」のもの、鼠色がかったものまで幅広く産出したようです、。作る側からすれば使い易い陶土だったのかも知れませんが、観賞する側から見ると、あまり魅力的な陶土とも思えません、。初代手島揫二のように西端粘土に拘って欲しかったな、とエビアンは感じています、。

風来記トップ画面としては珍しい「七々子紋の手島鉢」のご紹介でした、。
(口径13㎝、高さ17㎝、鈴木学氏所蔵)


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by evian_th | 2018-04-30 22:00 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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