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楽徳万年青鉢                        No.611
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楽徳万年青鉢                        No.611_b0034163_23024062.jpg
楽徳万年青鉢                        No.611_b0034163_23024923.jpg
楽徳万年青鉢                        No.611_b0034163_23025749.jpg
◆2018年11月、。   浮田楽徳万年青鉢、。


気が付けば日暮れも随分と早くなり、朝晩は冷え込みが厳しい季節になりました、。日本の晩秋の景色は美しいものです、。

浮田楽徳窯万年青鉢、。
この鉢画像は数年前から持っていました、。窯元の特定が難しく、自信を持てるまでに5年以上の時間がかかったのです、。簡単に窯元や製造年代を特定できる鉢もあれば、この鉢の様に少しずつ見えてくる鉢もあるということです、。鉢の各部の特徴が気持ちの中で矛盾する間は特定は駄目で、ある時それらが一致した時は喜びを感じるものです、。

浮田楽徳には珍しく鉢縁下(はちべりした)まで黒楽釉を雲取りに使ってあり、胴部分と腰とは青海波紋と少しの波涛紋を白い泥漿で描いただけの簡素な絵付けの一品です、。雲取りにしろ簡素な青海波にしろ、楽徳が描くことは珍しく、その事に窯元特定の判断を躊躇させられた鉢です、。
使われている釉薬や時代乗りを考え合わせると、江戸時代幕末の製作でほぼ間違いはないと思います、。風来記が製作年を江戸時代と判断することは珍しく、大阪楽を除けば短冊家と極々まれに楽徳窯製がある程度なのですから難しい判断でした、。

古いからといっても、古さと価格は必ずしも一致せず、明治時代の五柳絵付け鉢や豪華な絵付けを施した鉢の方が価格は上であることが多いものです、。需要の多い鉢の方が高価格になるのは仕方のない事かも知れません、。(15cm×15cm)

楽徳万年青鉢                        No.611_b0034163_00114402.jpg






by evian_th | 2018-11-24 00:16 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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