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貝合せ紋万年青鉢                       No.626
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◆2019年10月、。   貝合せ紋万年青鉢、。(かいあわせもん・おもとばち)


令和元年記念、吉祥貝合せ紋様万年青鉢、。
6寸8分の大鉢です、。口径20㎝、高さ20㎝の胴返し、。落ち着いた色調の絵柄ながら日本古来の吉祥紋様を丁寧に描いた浮田楽徳渾身の力作です、。これだけの銘鉢が、存在を知られずに今日まで受け継がれてきたことに感動を覚えます、。7寸に近い大きさの鉢というのは画像からは伝わりませんが、実物を目の前にすると大きいですよ、。

歴代の持ち主さんが余程大切にして可愛がられたのでしょうが、足に金泥で描かれた「菊花唐草文様」がほとんど擦り切れて消えてしまっており、窯元特定に少し苦労しました、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。

7寸の大鉢は乾燥した後でも相当に重いものですが、製作途中の陶土が湿った状態の時によくぞその自分自身の重みに耐えて完成したものだと感心します、。エビアンは詳しくは知らないのですが、胴体部分と縁の鍔部分とは別々に作って接着するのでしょうけど、6寸7寸8寸の楽鉢の大鉢を作るのは相当に困難な作業なのだろうと想像できます、。

絵柄は、「鉢縁下」の陸地には「小菊紋」、波打ち際の磯は「青海波紋」で表わし、主題は吉祥紋である「貝合せ紋」になっています、。「貝」は昔から世界中で貴重なものとされ、和合や豊饒の象徴として扱われて来ました、。お金として使われたこともあるくらいに世界共通の価値観を持たれたほどです、。
日本では、平安時代に貴族の遊びとして貝を持ち寄り装飾して和歌を詠み合ったようで、これを「貝合せ」と呼ぶのですが、2枚貝の片方をうつ伏せにして神経衰弱のように合わさる貝を探す「貝覆い」も「貝合せ」とされ、後に左右一対の絵を描き和歌を書いて遊ぶのも「貝合せ」と呼ばれるようになりました、。夫婦和合や豊饒の意味を表わす吉祥紋として扱われます、。
浮田楽徳鉢には珍しく「白胴に総絵付け」を施した銘鉢になっていると思います、。

お気付きの方も居られると思いますが、先月は「歌仙絵六歌仙図」で今月は「貝合せ遊び」と「和歌」で繋げたつもりです、。
この鉢の制作年は、エビアン個人的には明治30年頃と思っています、。来月掲載予定の鉢と考え併せた結果です、。
(飛田邦之氏所蔵、撮影も)、。

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日本の伝統紋様「貝尽くし紋」、。他にも「貝」の文様は多い、。
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by evian_th | 2019-10-01 00:03 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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