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浮田楽徳窯三代目                       No.633
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◆2020年3月、。   京楽鉢窯元、「浮田楽徳窯三代目」の蘭鉢、


後の参考に書き残しますが、世界中は現在「新型コロナウイルス肺炎」の大流行期の真っ最中に居ます、。全国の公立の小中高等学校は明日から春休みまで臨時休校になった、。荒療治をしてもコロナウイルスの拡散を抑え込もうと世界中が努力しているところです、。
古典園芸界も大きな大会の大部分は開催中止に追い込まれました、。静かな「春蘭の開花シーズン」です、。

浮田楽徳窯三代目                       No.633_b0034163_00310365.jpg
「浮田楽徳窯・三代目」の春蘭鉢、。
「浮田楽徳窯」は、初代浮田楽徳は1830年の生まれ、(黒船来航は1853年)、1861年に「楽焼窯元」として京都市東山区松原通東入るに開窯、。明治時代の45年間を作り続け制作年数は50年をチョッと超える、。「植木鉢専門窯」というわけでも無いからでしょうが、制作年数の長さの割に現存する植木鉢の数は少ない、。そして大正元年没、。83歳、。

二代・浮田楽徳」は初代の没後直ぐに窯を引き継ぎ、この人はかなり多くの万年青鉢や蘭鉢を製作した、。しかし12年後の大正12年に61歳で没、。
今から丁度1年前の平成31年3月に政府の依頼で学者や大学教授に「新元号案」の依頼があったようで、3月30日頃に某教授が古文から抜粋して「楽徳」という元号案が出た、。楽焼窯の名前として使われていたことが判明して元号案としては没になったのですが、その教授が「楽徳窯には二代目と三代目」があったことを調べて置いて下さった、。
「京楽5窯」と公言していたエビアンにも,どうにも判断が付かない個性の強い一群の鉢が存在していました、。「京楽窯元」は5窯ではなく、どうしてもあと1窯必要で,その窯元の名前が判明しないと偉そうには言えないな、と思い続けていたのです、。この「楽徳二代目の鉢」が、まさにそれに当て嵌まるのです、。
まさか、同一窯の初代と二代目の作りの差だなんて、あれだけ形が違うと頭をよぎりもしませんでした、。二代目の作る鉢は,上半身は初代や(時には短冊家にも)似ますが、下半身の足の作りがゴツくて野暮ったい感じを受けます、。
しかしこの2代目には妙な色気があって惚れ込む人もおられる、。だから作品は案外多い、。

「浮田楽徳3代目」は明治29年生まれ、下に掲載の経歴書をご覧頂いてもお分かりのように、職人からの脱却を図った人で、「京都の陶芸家」と呼ばれるようになっていったのでしょう、。陶芸の腕は初代や二代目を凌ぎ、台の作りは最も上手いとエビアンは思う、。「楽鉢」は製作数は少ないと思います、。陶土も初代と二代目とは同一の陶土を使っていましたが、三代目は陶土の産地を替えたようです、。少し砂混じりです、。足の作りに特徴があり、胴に付けた後で仕上げの段になって「小さいヘラ」で足の表面を面取りするように削ってあります、。
まぁこの人は「楽焼職人」というよりは芸術家に属するようになって行ったのでしょう、。楽鉢への絵付けは(3人の内では最も)下手、。上掲の鉢も「唐草文」を描いてある顔料はテールベルトとは思えない、科学釉薬を混ぜたモノと思われます、。
「浮田楽徳窯」は三代目で閉窯となります、。
今も「楽徳窯」は名乗らずに子孫の人が本名で陶芸を続けているようです、。

わずか3代で、それも親子三代で、こんなにも作風の違う窯も珍しいと思います、。(画像の鉢は口径15.4センチ高さ19.4センチ、5寸鉢、。)

浮田楽徳窯三代目                       No.633_b0034163_00121152.jpg
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by evian_th | 2020-03-01 00:03 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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