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布施覚鉢製造終了          No.646
布施覚鉢製造終了          No.646_d0103457_23574456.jpg


布施覚鉢製造終了          No.646_d0103457_23574927.jpg


布施覚鉢製造終了          No.646_d0103457_23575654.jpg


布施覚鉢製造終了          No.646_d0103457_23580751.jpg

◆2020年12月15日、。     布施覚鉢の製造終了!!


コロナウイルスによる激動の2020年(令和2年)を終えるに当たりどうしても書いておかなければならないことがある、。
もう既に皆さん御承知だとは思いますが・・・

現代絵師(陶画工)として本邦随一の名声を長年に渡り独占してきた「布施鉢」の制作者「布施覚氏」が今年3月初旬から行方不明です、。
最後に携帯で話した人が「今どこに居るか」と訊いた所「山の中だ」と答えられたそうだが、それが3月上旬の夜8時ごろだったといいますからチョッと異常なものを感じます、。布施さんの家や家財道具・仕事関係のもの・制作中の鉢に至るまで、家の中のもの一切は3月中旬には誰かの手で片付けられたようです、。何も残っていません、。病気にでもなって施設や病院にいるのかどうなのかも一切分りません、。一緒にゴルフをするような親しい商人さんも、布施さん個人の家族のことなどプライベートなことは一切知らないので、布施さんのその後がどうなったのかを知る人は蘭界には居ません、。

そんな訳で、今後「新たな布施鉢」が誕生する余地は無くなっています、。
「布施鉢」は昭和・平成・令和・と作り続けられ、蘭界・萬年青界・風蘭界・長生蘭界に作品が残っています、。
台となる鉢の窯元は「愛楽園」や「澤製陶」の鉢で布施さん自身は絵付けをするだけの純粋な「絵師(陶画工とうがこう)」にすぎません、。それなのに「布施鉢」と呼ばれるのはその絵付けの腕前が天才的だったからでしょう、。
楽鉢歴史上で絵付けだけで鉢を呼ばれるほどの絵師は「五柳寿運」と「布施覚」しか居ません、。

50年後・100年後に残る現代鉢があるとすれば「布施鉢」はその筆頭でしょう、。
加茂黒を使った素焼き鉢に古い時代の石の粉で作った顔料を使って絵付けされた「明治期の古典鉢」はその存在数が少なすぎて需要を満たせない現実からすれば、また最近では中国も買い入れている状況からすれば、「布施鉢」辺りが最も需要が多い鉢になるのでしょう、。

「このまま今年を終える訳には行かないから、布施さんのことを一度書くよ」とエビアンから伝えると、「あまり激しい言葉では煽らないでくれ!」と商人さんからは釘を刺されてるからこのくらいにします、。値上がりするのは困るみたい、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。でもな、必然だよな、。

布施覚鉢製造終了          No.646_d0103457_23595425.jpg









by evian_th | 2020-12-15 15:00 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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