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短冊堂押し落款万年青大鉢          No.670
短冊堂押し落款万年青大鉢          No.670_b0034163_12252033.jpg
短冊堂押し落款万年青大鉢          No.670_b0034163_12252965.jpg
短冊堂押し落款万年青大鉢          No.670_b0034163_12253962.jpg
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短冊堂押し落款万年青大鉢          No.670_b0034163_12255425.jpg
短冊堂押し落款万年青大鉢          No.670_b0034163_12260212.jpg
◆2022年11月、。     「短冊堂」押し落款万年青鉢、。


お寒くなって来ましたね、。寒いのはどうも駄目です、体が言うこと聞かんもん、。
皆さんもお気を付けてご自愛下さい、。

「短冊堂落款」の万年青大鉢、。口径23.5㎝×高さ23㎝、。
23㎝の「胴返し」というのは、ほぼ8寸に近い7寸8分くらいでしょうか、。随分と大きな鉢です、。
実物は相当重いと思いますが、制作時には湿気を含んでいるのですから、この鉢全体に使用されている「陶土」だけでも相当な重量で、自分の重さのために鉢が垂れ下がったり焼成時に寸法が縮んだりと、制作時の苦労は大きい物だったと思われます、。それで「胴返し鉢(口径と高さとがほぼ同じ寸法)」を作るのですから陶工の腕前は大した物です、。

ところでこの鉢は6枚目画像の押し落款に「短冊堂」と書いてあるから見る人は皆な「短冊家製だ」と思うでしょうが、特徴を箇条書き風に見ると、短冊家とは思えない箇所ばかりなのです、。にもかかわらず短冊家に見えるのは、鉢全体から漂う短冊家鉢の気品や風格をそなえているからでしょう、。
紋様も「花唐草紋」としていますが、どう見ても唐草には見えず、せいぜい貝殻でしょう、。この紋様の正式呼び名をご存知のお方様はお知らせ下されば幸いです、。

非常に丁寧に制作され上出来の鉢です、。
「短冊堂」の押し落款があるところから、この鉢の制作年を「短冊家ごく初期」つまり江戸時代後期としてきたのですが、練り込まれたデザインや手慣れた製法から完成度が非常に高い鉢なので、明治初期頃まで時代を下らせるべきだと思っています、。(華幸園展にて撮影、。愛好家所蔵鉢、)、



短冊堂押し落款万年青大鉢          No.670_b0034163_12353895.jpg
11月1日(大安)、。11月は「東洋蘭風来記」の誕生月なのです、13日(日曜日)~20日(日曜日)の期間に何か面白い蘭を探してと業者さんには頼んであるんだけど、今は欲しい蘭がグダグダでしょ、商人から見ても絞れないんよね、。何か探したいては思ってます、。
短冊堂押し落款万年青大鉢          No.670_b0034163_12245575.jpg






by evian_th | 2022-11-01 00:03 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
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