人気ブログランキング | 話題のタグを見る




TOP写真風来記余剰苗掲示版リンク
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
more...

フォロー中のブログ
東洋蘭風来記奥部屋
東洋蘭 花図鑑 東洋蘭 ...

検索

タグ


魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680
魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680_b0034163_17564363.jpg
魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680_b0034163_17564984.jpg
魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680_b0034163_17565764.jpg
魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680_b0034163_17570668.jpg
魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680_b0034163_17571348.jpg
魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680_b0034163_17572118.jpg
魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680_b0034163_17572876.jpg
◆2023年5月、。     短冊家・魚の子紋・紫金牛鉢(たんざくや・ななこもん・こうじばち)


5月になりました、。大阪は未だ肌寒さが残るのですが、全国的に見ればそろそろ「発芽シーズン」の入りです、。5月6日の「立夏」を過ぎれば一気に「夏作」に入ることでしょう、。楽しみです、。

短冊家・魚の子紋様・紫金牛鉢、。
「楽鉢の歴史」の中で、大きな地震や災害の多い日本に合った鉢として正三角形の頂点にあの足を配した「三つ足」で、口径と高さを同じ寸法にする「胴返し」の形を創作した先達の知恵と努力には心から尊敬し、「よくぞこの形を作り出してくれた」と感謝するばかりです、。
阪神淡路大震災の震度7の揺れにも倒れず割れもしない「この形」に至るまでには想像を絶する非常な苦労があったであろうと思われます、。

その均衡の取れた「万年青鉢」を基本形として、高さを伸ばした「蘭鉢」や腰部分を丸くした「紫金牛鉢」が考え出されて今日に至っています、。
手元の資料によると「明治三十三年」に発行された東京の福留京楽堂の価格表には既に「紫金牛鉢価格」が蘭鉢と共に記載されておりますから、万年青鉢から進化したのは、明治33年以前のことというところまでは資料上から推察できますが、それがいつ頃のことなのかは判断できません、。相当完成度の高い形をしていますから、陶芸の熟練を要したことでしょう、。

「魚の子紋様」は遠くシルクロード、ペルシャの「彫金技法」を中国で陶器の釉薬中の空気が窯の中で泡だった様を呼ばれ、日本の「楽鉢界」でイッチンや筆描きで表現されるようになったものです、。
「紫金牛鉢の製品は短冊家」に多いので、短冊家が考え出した形なのかも知れません、。完成度の高い素晴らしい形だと思います、。(口径112mm、高さ90mm、。飛田邦之氏所蔵)、。



魚の子紫金牛鉢短冊家          No.680_b0034163_17574035.jpg










by evian_th | 2023-05-01 00:03 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
<< 花菱繋ぎ紋蘭鉢(楽徳窯    ... 菊花散らし紋万年青鉢     ... >>



TOP写真風来記余剰苗掲示版リンク

Copyright(C) 2005 東洋蘭風来記 All rights reserved.