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◆「天緑」と「宜春仙」                 ( No.62)
◆「天緑」と「宜春仙」                 ( No.62)_b0034163_2025396.jpg

◆「天緑、」と「宜春仙、」の比較・・・

どういう訳だか今回、中国から「天緑、」の指値注文があるらしいです、。
「天緑、」は黒崎陽人著「東洋ラン花物」では「梅弁」に分類されてますが、画像で御覧のように「梅弁とも水仙弁とも」という花型です、。呼び名も「天緑、」であって「天緑梅」ではありません、。
この「天緑」と「宜春仙」が混同される事が多いので、比較しておきます、。
この両種の決定的な違いは「葉姿、」と「花弁の色」と「舌の形」なのですが、「天緑」の一鉢を持てば一目瞭然、間違えようも無い品種なのです、。

葉姿:宜春仙」は暗い感じのする濃い緑色、葉幅最大1cmほどの立ち上がりの涼しい半垂れ葉、10本程度の株になっても、そんなに乱れたりしません、。丈30cmほど、。
一方「天緑」は少し黄色味を加えた緑色、葉幅1cmを超える幅広の大葉で「平葉」、立ち葉、垂れ葉、折れ葉を混じえた半垂れ葉で、丈40cmを超え、遠目に見てもそれと分かる「あばれ性の葉姿」です、。これが最大の見分けのポイントです、。

◆花弁:「宜春仙」は印象の暗い緑色だが、咲き始めは淡緑色なので、このときに「天緑」と間違われるようです、。平肩内抱えでスッキリとした花型、。花弁は直線的な印象を受ける、。
「天緑」の方は、あの乱れた葉姿からは想像できない程の丸みのある長円弁、平肩内抱え、花弁の周辺はユッタリとした曲線を描き、淡い緑色、周辺部には白い覆輪を感じる、。幅5~6センチの大き目に咲く、。

◆舌:「宜春仙」は劉海舌気味にでて先端を背面に巻き込む、。舌点はU字が多いが舌の中心部分に縦長の一点にも出ることがある、。
「天緑」の舌は先端部が尖ったスプーン状の如意舌で受け、2週間くらいはそのままの形で咲き続けるが、老花に近づくと先端部分をやや垂れる、。背面に巻き込む事は少ない、。舌点はU字というよりも「川の字がくっ付いて真ん中の一本が下へずり下がった」ように見えます、。

◆「天緑、」の葉姿は一茎一花中、もっとも荒れ性の大型葉なので、画像BBSにその葉姿を載せておきます、。
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◆◆中国春蘭「一茎一花、」を取り上げることが多くなりました、。
東洋蘭風来記サイトを立ち上げて、ここまで「中国奥地の蘭」をご紹介してきましたが、今春、この「奥地蘭人気」を一過性の浮付いたブームで終わらせてはいけない、一部の人だけの狭い分野にしてはならない・・・という思いが強まり、悩んでいた頃、ちょうど、中国商人による一花の直接買い付けニュースが入りました、。

、、この日本での空前の中国春蘭一茎一花品薄を千載一遇の機会と捉え、一茎一花を見直し、皆なで作る事によって、中国蘭の基本と本質を理解して欲しい、。そうすれば、奥地蘭を作るに際しても、見方・作り方・展示方法などが見えて来て、腰の据わった人気になると思うに至ったのです、。
・・・それが、ここ最近、一茎一花を取り上げている理由です、。ぜひこの機会に「宋梅のバック2本」を入手され、作り上げ、中国蘭の真髄に触れて頂きたいと希望します、。
by evian_th | 2006-03-26 20:03
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