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◆蓮弁蘭                        (No.75)
◆蓮弁蘭                        (No.75)_b0034163_21365553.jpg
◆「蓮弁蘭」

学名をCim.lianpanと言い、雲南の多彩な春咲きの蘭類の中でも、蓮弁蘭は特に世人の注目を集めています、。花弁に入る7~9本の平行脈が目に鮮やかで、各種の色素がその間に集中し、弁型が「蓮の花」に似ていることからこの名を得ています。

原産地は地形が険しく山脈が縦横に走り、その間を3つの大河が貫流し、独特の地理的立体気候条件を構成していて、これが蓮弁蘭の特徴をもたらし、葉型、花色に変異を多くしています。
葉幅は5ミリに及ばないものから1.8センチを越す物まであり、葉長は30~80センチで、立ち葉は抜き身の剣の如く、垂れ葉は鉢を抱くほどであると中国の本に記述されています。

川の沿岸、標高の低い所は広葉が多く、深谷、標高の高い所は細葉となり、細葉の花は澄んだ色で白花も多いようです。素心の発現率は広葉の蓮弁蘭と比較してかなり多目です。従って雲南の西北部一体では、蓮弁蘭のことを「小雪蘭」と呼ぶ習慣があります。
蓮弁蘭は早春開花、通常一茎に2~3輪、花茎は高く伸び、花は大輪で花色鮮艶、葉姿優美、香りは馥郁としています。

花色が豊富である上に、性質強健、栽培は容易で自生地の気候の影響で耐寒性の大きいのが特徴です。花弁に7~9条の線脈が入るのも特徴で、日本の春蘭界では花弁の筋は嫌われるのが通常ですが、蓮弁蘭の花弁に入る筋は実に魅力的で、我々がこの花を見る時に強く魅かれるほどに悩ましいものです。 

(自然と野生ラン・2004年6月号・東洋蘭風来記より、)、。
by evian_th | 2006-11-17 21:39
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