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◆古渡り紫泥輪花鉢・・・                (No.68)
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古渡り・紫泥・輪花鉢・・・
古渡り物の優品は、清朝の最も社会的・文化的に繁栄した康煕・雍正・乾隆時代(1644年~1795年)に多く作られたのですが、この鉢はその中でもかなりの優秀品だと思います、。
落款が無いのも古さを物語りますし、縁(へり)の輪花のみならず、胴部分のなんとも言えない凹凸(おうとつ、て漢字は無いのか?、)具合は、名前の分からない作者の腕前の確かさを伝えてくれます、。見た目に比べて相当軽い鉢で、この点でも、その古さが判断できるものです、。(古くて良い鉢は見た目よりも大体において軽い事が多い、)、。
◆東京の古い収集家から古鉢が出た時、瀬田の興花園梅本社長が車に数十個の古鉢を積んで大阪まで運んでくれた物の中にあった優品です、。興花園なき今となっては想い出の鉢です、。
by evian_th | 2006-05-30 00:20
◆九華人気・・・                     (No.67)
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◆「九華、」人気・・・
不思議な事に「九華、」が人気しているようです、。
昭和30年代40年代の中国蘭ブーム時にも九華はそれなりに需要はあったのですが、それは一部のお金持ちと極く一部のマニアに限られたもので、一般愛好家が九華を求めて走った訳では無かったように思います、。
ここ最近の蘭界を見ると、明らかに一般の愛好家・数寄者が「中国春蘭一茎一花」と同格に「九華」を評価し求めているように見えます、。もしかすると、今は、東洋蘭界始まって以来初めての「九華ブーム、」と呼べる時代なのかも知れません、。九華も非常に品薄で需要を満たせるか、は疑問ですが、、、
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◆中国は相変わらず日本から「一花」「九華」を買い入れています、。業者を通じて、あるいは日本に居る手下を使ってコツコツ集めているようです、。(ヤフオクでもお分かりですね?)、。日本人商人も中国の高値を知っているし中国人に売った方が高く(少し桁違いなくらい)売れるので、日本国内へ売りたがらない傾向が見えます、。エビアンが聞いても態度が煮え切らない印象です、、国内向けには中国向けよりも安く売らねばならないからでしょう、。気持ち良くは売ってくれない、。
台湾の買い入れは停滞気味、。手持ち分の処分と、新しい物への切り替えに忙しい様子が見られます、。
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◆「九華、」と簡単に言っても、品種判定の判断材料とする資料は、昔のモノクロ写真や挿絵しか無い「蘭蕙同心録」「蘭花譜」「蘭蕙小史」を見るか、最近のカラー写真が掲載されている本では、昭和55年誠文堂新光社ガーデンライフ編「中国ラン」を見て判断される人が多いようですが、このガーデンライフ編「中国ラン」には写真の間違いも多く、また良く似た類似品写真も多いので注意を要するところです、。
例えば緑茎「大一品、」は舌が受けず、だらりと下垂し、紅点も多いものが掲載されていますが、これが一時的な現象なのか別品種が混入しているのかは目下調べ中です、。また赤茎「鄭孝荷、」の舌は説明では逆ハート型と書いていながら、舌先端に”くびれ”(切れ込み)は見られない普通の丸い舌になっています、。
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◆この本に比べて、解説通りの舌を持った正しい蘭の写真が掲載されているのが新企画出版局・自然と野生ラン別冊の「中国蘭花図鑑、」です、。
出版時には気付かなかったのですが、今から見れば、「中国蘭花図鑑」に掲載の写真は大変貴重な写真だと、今頃になってツクヅク・シミジミ見入るほどです、。
九華をお求めになる時や品種判定には「中国蘭花図鑑、」を参考にされる事をお勧めします、。
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舌先の切れ込みが無い「鄭孝荷」(もどき)が一体何なのか?、今、世田谷のMさんにも調べてもらっているところです、。よく似た品種に「丁小荷」てのがあるらしいのですが、これの舌にも切れ込み(逆ハート型のクビレ)はあるようです、。
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◆ともかく、最近の日本での動きの後ろには中国の動きがあります、。全ての分野で、中国の動きを無視しては成立しない状況にあります、。
例えば、関東地方では日春・奇花、変わり花に人気がありますが、これも、日春でも奇花は中国が買い入れるからです、。もちろん、買い入れた中国商人も日本春蘭として売るのではなく、中国蘭として売るのでしょうから、いつまで続くかは疑問ですが、、、
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◆あ~あ、、、こんな事になるんなら、「中国蘭花図鑑、」編集時に、もっともっと沢山の九華品種をMさんに解説してもらっとけば良かったなぁ~、、。九華だけの本なんて数が売れないんだから「中国蘭花図鑑」はいいチャンスだったのになぁ~、。(九華から始めよう、て提案したのはエビアンだけど、どうせ一般受けしないだろと思って掲載する品種を絞ってしまった、。ちと失敗、)、。
九華の解説書・・・て、無いんだよねぇ~、ほとんど役立つ物は「0」(ぜろ)に近い、。
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◆昨日、ある業者さんと話していて、誤認識があるようなので書きますが・・・
「九華、」の「緑茎、」「赤茎、」の区別について・・・・・「緑茎、」というのは単に花茎(花梗・花軸)が緑色の物の事ではありません、。舌点以外のどこにも赤味や濁りの無い物を指します、。
、「赤茎、」は、たとえ花茎(花軸・花梗)が緑色であっても、「子房、」(しほう)などに少しでも赤味があったり濁りの有る物は「赤茎」と呼びます、。
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◆「九華、」の魅力は・・ても、日本春蘭愛好家が日本春蘭に魅かれるところ、や寒蘭愛好家が感じる寒蘭の魅力、、、など「九華以外の他分野」に足を置いていては、とてもじゃないけど理解出来ないでしょね、。。緑色一色の「中国春蘭・一茎一花」の愛好家でさえ、一花の魅力からは急には理解は無理だろなぁ~、。。
九華」には九華だけの深い魅力が存在します、。そこを理解しないと「九華は、あのだらしなくガサガサした葉がなぁ、」とか「葱の花のような太い花軸が目障りでなぁ、」てな会話になって、そこ止まり、。
一茎一花も永く作ると普通の品種じゃ満足出来なくて、最も濃いものを求めるようになるでしょ?、今回の「桂円梅、」のように、ね、。その緑一色の一茎一花の最も濃い部分のエキスを更に煮詰めると(または、見詰めると)・・・・・あの太い花軸が気にならない、いや、むしろ花軸は太くていい、、葉はガサガサして長くてもいい、、そんな物ちっとも気にならなくて、九華の花の奥深くへ誘い込まれます、。。魅力てより魔力のような力を持った蘭です、。今回はともかく、いずれは「九華の世界」へお出でなさい、。東洋蘭の一番の奥底です、。。(終着点という意味では無い)、。
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◆「九華、」の良さを理解しようとする時、他分野の東洋蘭のように「見た目の美しさ、」という角度から理解しよう、とか、見た目の美しい物を手に入れようと思って探すとか、という方向からでは、理解するのは無理、不可能に近いと思われます、。
例えば、食べ物「料理、」が美味しい、というのは、見た目の美しさ・香りの良さ・適度の酸味・甘味・苦味・辛味・うま味・コク・・・といった物がバランス良く混ざった状態の事です、。、、この中の『コク(濃縮されたうま味)』だけの料理は存在しませんが、東洋蘭には存在します、。「九華、」がそうです、。
東洋蘭の魅力の中の「濃縮されたうま味・コク」だけを保つ蘭が「九華」なので、見た目の良さ、という方向から理解しようとしても無理があるのです、。他分野の蘭と比べれば、見た目はむしろ「奇異」にさえ感じられるほどの蘭ですから、。
by evian_th | 2006-05-22 19:56
◆さな・・・                       (No.66)
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中国鉢底用の「さな、」・・・
今でも作られているかも知れないけれど、中国鉢用の「さな、」です、。特に、右から2つ目の皿状の平たいのが、そうです、。
by evian_th | 2006-05-03 00:48
◆海鼠釉ラッパ鉢・・・                  (No.65)
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中国・海鼠釉(なまこぐすり)ラッパ鉢・・・
海鼠釉と言う呼び名は、初め中国から渡来してきた時、その色調が生きた海鼠そっくりだった事に由来しています、。 この釉薬が作られたのはかなり古く、清朝の康煕・雍正時代にはかなりの上品も作られていますから釉薬自体は更に古い時代の発明でしょう、。主として広東省の石湾窯で作られたようです、。
画像のラッパ型鉢、は昔は比較的一般的に使われ、見かけたのですが、最近はほとんど見えません、。海鼠釉は好き嫌いがあるのですが、ラッパ型鉢は好まれるようです、。落款は無く、製昨年代不明です、。
by evian_th | 2006-05-02 02:23



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