TOP写真風来記余剰苗掲示版リンク
以前の記事
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
more...

フォロー中のブログ
東洋蘭風来記奥部屋
東洋蘭 花図鑑 東洋蘭 ...

検索

タグ


<   2013年 09月 ( 4 )   > この月の画像一覧
東洋蘭「鳳凰紋京楽焼蘭鉢」              No.490
b0034163_12454721.jpg
b0034163_1245572.jpg
b0034163_1246530.jpg
b0034163_12461592.jpg

◆2013年10月、。   「京楽焼鳳凰紋東洋蘭鉢」

京楽焼鳳凰紋蘭鉢、。
これも今のところ窯元不明の鉢、。非常に特徴強い台の作りと絵付けなので、窯元はいずれ判明すると思います、。
陶土は京土、。時代乗りから製造は明治中期ごろ、。蘭鉢の胴部分の曲線に完成度の高さを感じる鉢です、。縁の作りから短冊家ではないこと、足の作りから浮田楽徳でもないことは明白、。佐々木松楽でもないように感じます、。大虎窯か福井楽印窯の製造、。

絵付けは佐々木松楽鉢に見るように、一見すると伝統模様を踏襲しているようでいて、どこか違う、。「一柳」や「五柳」に見られる伝統紋様に忠実さはありません、。「鳳凰」はいいとして、「桐の葉や花」ではなく菊のような花や判断不能の葉が描かれていること、。一番の違いは足と足の間に描かれている紋様は東京の福富京楽堂も用いる「大波をデザイン化」した絵柄なのですが、水や波は陰の象徴、鳳凰は陽の象徴なので、ここに不釣り合いがあります、。鉢下部に波を描く時には絵付けは「龍」を描くのが古典紋様の決まり事です、。
縁直下の「△模様」の呼び名は分かりません、。短冊家の鉢にも多く用いられる紋様です、。ピラミッドのような三角模様の連続は「鱗紋」と呼ばれますが、これも鱗紋の崩しかも知れません、。宮廷の用品に使われた有職紋様のような完成度が高い紋様です、。

しかし、そういう細かな点を除くと、鉢全体としては良く出来た鉢で、4寸鉢ですから「春蘭柄物」を入れると展示会映えがする鉢だと思います、。絵付けに使われた絵具のテールベルトが緑色というよりも青色を感じる質な所がこの鉢に一種独特の雰囲気を漂わせる役目を果たしています、。(伊藤勝美氏蔵)



------------------------------------------------------




大阪東洋蘭会 秋季展示会
時:2013年10月13日(第2日曜)一日限り
所:山本園芸流通センター(兵庫県宝塚市山本、阪急宝塚線山本駅下車北西徒歩10分)
展示:午前11時~午後2時まで、。午後2時から交換会
無料駐車場あり、。




全春連 春蘭秋季全国展示大会
時:2013年11月2日・3日
所:東京 「芝 弥生会館」大広間、(東京都港区海岸1-10-27)
主催:全春連




全東連 全日本東洋蘭秋季美術品評大会
時:2013年10月22日・23日
所:東京・蒲田「プラザ・アペア」2階
主催:全東連




播磨愛蘭会 柄物展示会
時:2013年10月5日・6日
所:兵庫県 姫路市花の北市民広場2階

by evian_th | 2013-09-30 12:47 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
短冊家「錦画鉢模様控」                 No.489
d0103457_13461417.jpg

◆2013年9月18日、。   短冊家「錦画鉢模様控」

このところ、「短冊家価格表」を掲載して以来、3件ほどのメールや電話を頂くので、ついでに掲載しておかねばならないかなと思う資料「短冊家・錦画鉢模様控」、。

短冊家「錦画鉢模様控」は明治25年5月に綴じられた短冊家さんの内部資料、。デザイン集のこと、。
顧客の注文に応じてデザインした鉢の絵が掲載されている、。寸法・色・模様の組み合わせから価格までが書かれている綴じ本、。

前スレの「昭和10年発行の価格表」と、今回の「明治25年に綴じられたデザインノート」とから分かる事を淡々と述べると、
◆短冊家楽焼鉢の最盛期は明治中期から明治後期であり、大正時代を通って昭和の初めまで製作されていた事、。
◆明治25年までには短冊家の楽焼鉢紋様は決まっていて、その組み合わせデザインを顧客に選ばせて注文制作もしていた事、。
◆その事から推察すると、昭和10年頃までは、腕のいい契約絵師も居た事、。

◆理論の飛躍があるかも知れないが、「絵師五柳」も、もしかすると昭和10年代まで生きていたのかも知れない事、。

・・・などが推察されるのだ、。今回資料はネットにも掲載されているから秘密性の高い代物ではない、。
どう捉えるかは見た人の自由、。
ただ、短冊家さんも人が多く訪問して来るらしい、。短冊家は商売屋なのだから、物見遊山で冷やかし訪問は商売の邪魔、。訪問するからにはお店の商品の一つも買ってあげるくらいの配慮は必要だとエビアンは思う、。駄菓子屋じゃないんだから、数百円や数千円でお茶を濁せる商品じゃないですよ、。

-------------------------------------------------

なんだ、短冊家て意外に新しいじゃないか、て思われちゃエビアンの本意じゃないので、ここ数年間の調べを元に「短冊家製品」を説明すると大体次のようになります、。
「短冊家」の創業は文化文政の頃といいますから1820~1830年頃のことでしょう、。楽本家からは相手にされない素人の御庭焼でした、。茶器と生活雑器(皿や飯茶碗など)を趣味で焼いたようです、。

「楽焼植木鉢」を作り始めるのは幕末の頃と思われます、。1861年(明治維新7年前)に「短冊家」の近所に「植木鉢得意」の「浮田楽徳」が窯を開いた事からそう考えられます、。
幕末から明治初年の頃はお茶碗など茶器と頼まれれば植木鉢も製作したのだと、現在の残存数から推察します、。

明治時代の小万年青の流行と共に万年青や蘭の植木鉢の注文が徐々に増え、明治25年には遂に上掲のデザイン見本を作るに至ったのだと思います、。そこからはかなり植木鉢にも力を入れて製作したのでしょう、。明治後期・大正時代を経て昭和10年には価格表を発行しますが折からの戦時体制下で製造中止に至ったものと考えます、。

従って「短冊家」が楽焼植木鉢を製造したのは、幕末の少しと明治・大正、そして昭和15年くらいまでの80年間程度と思われますが、途中何度か植木鉢からは離れています、。
内窯は当初は大小5窯あったものの現在ではその内の小さな1窯を残すのみです、。


------------------------------------------------------




大阪東洋蘭会 秋季展示会
時:2013年10月13日(第2日曜)一日限り
所:山本園芸流通センター(兵庫県宝塚市山本、阪急宝塚線山本駅下車北西徒歩10分)
展示:午前11時~午後2時まで、。午後2時から交換会
無料駐車場あり、。




全春連 春蘭秋季全国展示大会
時:2013年11月2日・3日
所:東京 「芝 弥生会館」大広間、(東京都港区海岸1-10-27)
主催:全春連




全東連 全日本東洋蘭秋季美術品評大会
時:2013年10月22日・23日
所:東京・蒲田「プラザ・アペア」2階
主催:全東連




播磨愛蘭会 柄物展示会
時:2013年10月5日・6日
所:兵庫県 姫路市花の北市民広場2階

by evian_th | 2013-09-18 15:16 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
短冊家価格表・短冊家だった                       No.488
d0103457_01156100.jpg

d0103457_1571420.jpg

◆2013年9月14日、。   短冊家だった


京楽焼鉢の老舗「たんざくや」は「短冊」ではなく「短冊」だた、。

妙な資料が出て来るものだな~、。面目丸つぶれじゃないか、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。
上掲の画像は、京都祇園「たんざくや」の昭和10年に発行の価格表です、。
それを見ると、「たんざく屋」ではなく、昭和10年には「たんざく家」だったことが一目瞭然です、。
根拠を示されれば訂正することにいささかの疑問の余地もありません、。風来記では今後「たんざく家」に変更します、。(資料提供:短冊家さん、および京都丸山健氏)
画像は多少圧縮されています、。画像クリックで拡大画像が表示されます、。

------------------------------------------------------

東京の福富京楽堂がカタログを発行したのは明治30年、。手島揫二窯が大正8年の頃なのと比べると、老舗の短冊家が昭和10年というのは如何にも不自然な気はするけど、事実は事実、。

------------------------------------------------------




大阪東洋蘭会 秋季展示会
時:2013年10月13日(第2日曜)一日限り
所:山本園芸流通センター(兵庫県宝塚市山本、阪急宝塚線山本駅下車北西徒歩10分)
展示:午前11時~午後2時まで、。午後2時から交換会
無料駐車場あり、。




全春連 春蘭秋季全国展示大会
時:2013年11月2日・3日
所:東京 「芝 弥生会館」大広間、(東京都港区海岸1-10-27)
主催:全春連




全東連 全日本東洋蘭秋季美術品評大会
時:2013年10月22日・23日
所:東京・蒲田「プラザ・アペア」2階
主催:全東連

by evian_th | 2013-09-14 00:38 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
京楽焼鉢「佐々木松楽鉢」               No.487
b0034163_2226212.jpg
b0034163_22263265.jpg
b0034163_22264374.jpg
b0034163_22265527.jpg

b0034163_2230663.jpg

b0034163_22271614.jpg

◆2013年9月1日、。   発見・京楽焼鉢「佐々木松楽鉢」

発見!!!,、京楽焼「佐々木松楽鉢」、。

つい先日、奥部屋スレッドNo.1314、に京都の丸山氏から短冊屋情報として、幕末明治「京楽焼」の未知の窯元名として「佐々木松楽窯」と「福井楽印窯」とを知らせて頂いた、。

ところうが、別の人から「2年前に佐々木松楽鉢の画像をエビアンに送ってあるでしょう、」と電話をもらった、。過去フォルダーを探すと上掲の画像を確かに保存していたのだた、。その時に「京都に佐々木窯というのがあったようだ、。佐々木製と書いた鉢がある、。」と聞かされていたのだったけど、その時点では、この「舞妓の帯の先っぽ」に描かれた「佐々木製」という文字がまさか窯元名だとは信じられず、画像を保存していたのだた、。(その時点で信用しなくて申し訳なかったと、反省、)、。

この2つの情報から、今回ようやく「佐々木松楽窯と製品の鉢、」の存在を特定するに至ったのです、。

「祝賀・松柏堂主人」という文字から、発注者の何かの記念時の特注鉢だと思われ、窯元名を入れたのも発注者の希望だったのでしょう、。普通なら絵付けの中の舞妓の帯の先に窯元名など描かないでしょう、。
あ~、松柏堂の旦那てのは一人で踊ってる爺さんだたか、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。、何で芸子が正面じゃないのか不思議に思って見てたけど、鉢正面には爺さんが踊ってる、。特注鉢てのはこういう風になる訳だなぁ~、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。

--------------------------------------------------------

この鉢の特長は・・・
◆加茂黒の質が特徴的である、。
◆胴の絞りの曲線にも特徴がある、。
◆足の形と足に描かれた唐草紋の描き方、及び花紋を描く絵具や花のデザイン性に特徴がある、。足裏も個性的、。
◆絵師は伝統紋様を重視する一柳の系統の絵師ではない、。総絵付けが得意らしい、。


---------------------------------------------------------

チョッと楽鉢を見慣れた人ならこの佐々木松楽鉢には見覚えがある筈です、。万年青の全国大会の満風展に出品される鉢にも使用される事は多いですし、エビアンも鉢底のこの人相(ん?)には過去に4~5鉢は見覚えがある気がします、。
チョッと見に短冊屋に似る所もありますから「短冊屋鉢」として所有している人も多いかも知れません、。
この鉢一つから、蘭界・萬年青界にある「佐々木松楽鉢」が判明することの意味は大きいと思います、。
画像の鉢は、5.3号~5.5号の大きい鉢、。                        (個人蔵)






大阪東洋蘭会 秋季展示会
時:2013年10月13日(第2日曜)一日限り
所:山本園芸流通センター(兵庫県宝塚市山本、阪急宝塚線山本駅下車北西徒歩10分)
展示:午前11時~午後2時まで、。午後2時から交換会
無料駐車場あり、。




全春連 春蘭秋季全国展示大会
時:2013年11月2日・3日
所:東京 「芝 弥生会館」大広間、(東京都港区海岸1-10-27)
主催:全春連




全東連 全日本東洋蘭秋季美術品評大会
時:2013年10月22日・23日
所:東京・蒲田「プラザ・アペア」2階
主催:全東連

by evian_th | 2013-09-01 00:03 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢



TOP写真風来記余剰苗掲示版リンク

Copyright(C) 2005 東洋蘭風来記 All rights reserved.