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五柳万年青鉢                        No.608
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◆2018年9月、。   五柳万年青鉢


40℃超えの猛暑とその後の残暑も過ぎようかという月替わりです、。

五柳「万年青鉢」、。
代表的な五柳の得意とする文様の鉢、。胴部分に描かれた主題は「雪輪紋を窓に使った青海波紋」、空間は花唐草紋を描き、更にドット(魚の子紋)で埋めています、。
下方に2段の段替わりを取り、その間には中央に花をあしらった雲形、。腰部分は雷紋、足は五柳の蔦唐草紋という五柳尽くしの逸品です、。

明治後期ごろの製作、。台の鉢は短冊家製、。12㎝×12㎝という胴返し、。撮影時の所有者はその後蘭栽培をやめてしまっているので現在の所有者は不明です、。
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by evian_th | 2018-08-31 21:01 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
浮田楽徳窯蘭鉢                  No.607
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◆2018年8月、。   浮田楽徳「七宝花菱繋ぎ紋蘭鉢


非常な猛暑と気候異変とに見舞われている2018年の夏ですが、皆さんはお元気ですか?
暑中お見舞い申し上げます、。

2018年は「三河鉢」に関する新事実が次々と判明した記念すべき年になりました、。
その関係から、今年は「三河鉢」とその発祥に関係した「手嶋揫二鉢」の記事が一年の前半を占めました、。三河鉢も一段落したので、久々に「京楽鉢」を見たいという欲望に駆られて、今月は「楽徳蘭鉢」を掲載、。

掲載画像は10年以上前に撮影の古い画像です、。風来記が「楽鉢の歴史調べ」を始めた頃までは、上掲のような「横から撮影画像」だけが「植木鉢画像の常識」でした、。それで十分だったのですね、。
風来記が楽鉢を解説するようになってから、「鉢べりはどうなっているか」とか「内側のロクロ引きの指痕がどう」とか「鉢底の土目がどうこう」とか言い始めて、撮影者も「横から画像」だけではなく「斜め上から画像」や「鉢底画像」も撮影するような時代に入って行った訳です、。だから、上画像には「上から画像」も「下から画像」も存在しません、。その必要も感じなかった頃の撮影です、。

風来記も御多分に漏れず、「京楽鉢」から調べ始めたのです、。ところが、最も古い筈の「短冊家鉢」でさえその形が完成されてることに不信感を持ちました、。それで、この「短冊家の製品の形はどこから来たのだろう。」と疑問を持ち、古い本を(高い本は買えないので、安価な本を沢山)読み調べ、ある時、「明暦2年、大阪の堺で楽忠窯が開窯。」という記事に出会った訳です、。幸いなことに「楽忠窯」製品と「楽雅亭」製品には「落款」があり、実物を見つけやすく、記事を立証できたのです、。その後しばらくは「大阪楽の研究」に没頭することになります、。

京都の丸山健氏と千葉県の笠原信雄氏とからの情報提供には随分助けられました、。丸山氏が短冊家から「古い窯元の名前」を聞き出して下さったお陰で「京楽鉢」の歴史調べは一気に進展して行ったのです、。
同じころの「メルマガ」に「日本の古い窯元の解説文シリーズ」が掲載されたという幸運にも恵まれました、。「浮田楽徳窯や浮田楽徳という人物」は、こうして見つかった典型的な例です、。窯の在った住所まで判明したのですから、。

「楽徳窯の鉢」はいいねぇ~、。「短冊家鉢」と共に「京楽鉢の双璧」ですね、。楽徳が狩野派絵師からの転身絵師だという事や、先祖が「関ケ原の戦い」に関係していた事も幸運でした、。なんしろ日本人は「戦国時代」と「幕末・明治維新」の日本史を大好きで、「楽焼お茶碗」は戦国時代に、「楽焼鉢」は幕末と明治維新とに深く影響を受けたのですから、調べるエビアンも楽しかったし、読む方も興味を持ってもらい易かったという幸運に恵まれたのです、。

「楽鉢の歴史調べ」は、何も資料がない所からの出発でしたから、多くの人のご協力でここまでわずか10数年で調べられた事は奇跡に近い事でしょう、。
残る課題はかなり高次元の調べになると思われますが、風来記では今後も続けて行こうと決意しているところです、。

掲載画像は、何も解説する必要もないくらい素晴らしい完成度と使用感とを併せ持った蘭鉢です、。「七宝紋」というのは「4つの円形」を重ねて出来る紋様です、。その繋ぎ目に花を描いてあるから「七宝花菱繋ぎ紋」、。七宝紋は金泥で、花は天然緑土で描いてあり、「鉢縁下」の緑土の横線以外は「総絵付け」です、。明治中期の作、。
(w11.5xh15.5)、撮影時の持ち主は分かっていますが、その棚の鉢の多くはそれ以後に動いたので現在は愛好家所蔵、。

絵師・浮田楽徳の世界をじっくりとお楽しみ頂ければ幸い、。


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全日本東洋蘭連合会 新芽会
時:2018年8月22日
所:東京 大森 「八幡自治会館」(東京都大田区大森中3-8、京浜急行梅屋敷駅下車3分)










by evian_th | 2018-08-01 00:03 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢



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