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楽徳蘭鉢          No.697
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楽徳蘭鉢          No.697_b0034163_15404994.jpg
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楽徳蘭鉢          No.697_b0034163_15411494.jpg
楽徳蘭鉢          No.697_b0034163_15412027.jpg
◆2024年4月、。     浮田楽徳青海波繋ぎ紋蘭鉢、。


「浮田楽徳蘭鉢」、。
落ち着いた感じが伝わる良い一品ですが、残念なことに「所有者さんのカメラの設定がまちがっている、かまたはえびあんのPCがここんとこ立て続けにアップロードされて何かがくるっていて」キリッとしたところのない画像になってしまっています、。すみません、。

この鉢での「何が問題か」を言うと、浮田楽徳の初代か二代目なのか判断が困難、という点に尽きます、。
製造されてから150年前後も経つのに、ほとんど使用感が感じられないという点も少し判断を鈍らせられ鑑定を難しくしています、。
所有者さんは蘭も鉢も上級の方なので、いずれは不調を突き止めて撮影に再チャレンジしたいと思われるでしょうから、その時に、もう少し書きましょう、。
(幅161㎜、高さ202㎜、立岩信彦氏所蔵)、。



楽徳蘭鉢          No.697_b0034163_15414027.jpg

楽徳蘭鉢          No.697_b0034163_15415354.jpg










# by evian_th | 2024-03-31 22:00 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
短冊家大波波涛紋万年青鉢         No.696
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短冊家大波波涛紋万年青鉢         No.696_b0034163_23345600.jpg

短冊家大波波涛紋万年青鉢         No.696_b0034163_23344496.jpg

短冊家大波波涛紋万年青鉢         No.696_b0034163_23345600.jpg

短冊家大波波涛紋万年青鉢         No.696_b0034163_23350576.jpg

短冊家大波波涛紋万年青鉢         No.696_b0034163_23351585.jpg

◆2024年3月1日、。     短冊家・大波波涛紋万年青鉢、。


7~8年も前になるかな。商人が旅の途中で我が家へ立ち寄り「短冊家だけど‥」と言って置いていった、。
こじんまりして、いつでも何にでもつかえそうな持ち主便利な万年青鉢に見えた、。
その鉢をそのまま箱に入れて

「東洋蘭風来記」が2024年の3月号で「風来記の万年青鉢」で行こうと思ったのは、いよいよ「鉢画像」が足りなくなってきたからです、。
画像が見あたらなくて、なんしろ買って以来見てない、。「可哀想なことをしたな」との家中を探したが見当たらず。ようやく画像では無く実物を見付けたので急いで撮影、29日も残り3~4時間になってようやく画像が決まった次第、。

手許にとってよく見たら、「なんと斬られの与三郎の姿だた」、。持ち主に、割られ、ニューを入れられした過去が丸見えの” 可哀想な子”に見えた、。
葛飾北斎の神奈川浪裏、という名作の真似かと思ったが、北斎のあの細かな波先の描写などはない、。第一、北斎は三次元、これは二次元だものね、。接点は無い思う、。短冊家は一時、「大波紋」を多く描いた、受注も多かった時期の製作だろう、。少し雑い、。
(11:cm,11:cm,の胴返し、風来記)


短冊家大波波涛紋万年青鉢         No.696_b0034163_23353348.jpg







# by evian_th | 2024-02-29 23:36 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
鯱図万年青鉢          No.695
鯱図万年青鉢          No.695_b0034163_21085451.jpg
鯱図万年青鉢          No.695_b0034163_21090241.jpg
鯱図万年青鉢          No.695_b0034163_21091039.jpg
鯱図万年青鉢          No.695_b0034163_21093356.jpg
鯱図万年青鉢          No.695_b0034163_21094758.jpg
鯱図万年青鉢          No.695_b0034163_21095440.jpg
鯱図万年青鉢          No.695_b0034163_21100439.jpg
鯱図万年青鉢          No.695_b0034163_21101329.jpg
◆2024年2月、。     鯱図万年青鉢、。(しゃち)


鯱図万年青鉢、。
様々な方面から調べてから書くべき解説文を知識も何も無いままに書くような事態に追い込んだのは一重にエビアンの「ズボラ性」のせいであり、この意味で申し訳無かったな~と感じるのです、。
この銘鉢を前にして、書けることも何も無いのは大いに恥じ入るところです、。

昨年のヤフオク出品の鉢、。図柄の奇抜さから注目を集めた、。それは、この鉢の図柄が「鯱(しゃち)」という奇抜さから来る物だた、。
「シャチ=昭和の時代に再建された名古屋城天守閣の鬼瓦」程度の知識しか無い者の書くことですからテキトーにお読み下さい、。

全国各地に残る城郭の天守に据えられている「鬼瓦」の大部分は「鯱」であるらしく、神様扱いされる対象物としては珍しい事です、。実在の生物の形を故意に神様に祭り上げたので、形状は物々しく大きな口に反り返った胴と広げた尻尾、。あの大きな口を見れば、デザインが決定した時代には未だ「シャチ」の実像は余り知られてなかったのでしょう、。

この点において本鉢は秀でています、。「龍の頭」を持って来て、下半身を魚風に仕立て上げたインパクトの強い「鯱図」を作ったのですから、。
この鉢はエビアンも見ています、。4.5号~5号もあろうかというキンラキラの鉢で、秀吉なら好んだだろうと思わせる煌びやかさです、。上掲の画像はその意味で実物に近いギトギト感が表現されています、。龍の顔にしても過去の「龍の顔」の作品の中では相当に良い、美味くアレンジされていると思います、。

いずれ、この鉢は各所で使わせて貰うことになると思います、。
(口径140mm、高さ135mm、大鐘久生氏所蔵)
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# by evian_th | 2024-02-01 21:13 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢
春季展示会情報2024          No.694
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春季展示会情報2024          No.694_d0103457_10070832.jpg

◆2024年、。     春季展示会情報、。

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2024年(令和6年)春季展示会情報
















178.png 芳香会 中国らん展
時:2024年2月14日~2月18日
所:東京都調布市「神代植物公園展示室」
内容:中国蘭一花・奥地蘭
(会場へのリンクが付いていません、ごめんね!、難しくて、)










春季展示会情報2024          No.694_b0034163_00541641.jpg

「東洋蘭」「日本春蘭」「春蘭」「九華」「中国蘭」「韓国春蘭」の展示会情報なら「東洋蘭風来記」、

春季展示会情報2024          No.694_d0103457_10183193.jpg
◆何処の展示会も「会場内マスク着用」は共通ルールのようです、。マスク持参でご参加下さい、。

◆展示会日程は「ハガキ」か「封書」でお知らせ下さい、。誠に勝手ながら、視力低下のため「メール」は読みません、。今まで親しくして頂いた人も今後は「ハガキ」でお願いします(値上がってますが)、。
春季展示会情報2024          No.694_d0103457_01074812.jpg
春季展示会情報2024          No.694_b0034163_20474383.jpg














# by evian_th | 2024-01-26 23:47 | 東洋蘭(春蘭)
佐々木窯の存在を証明した鉢          No.693
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佐々木窯の存在を証明した鉢          No.693_b0034163_19415389.jpg

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佐々木窯の存在を証明した鉢          No.693_b0034163_19424350.jpg

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◆令和6年(2024年)元旦、。


新年明けましておめでとう御座います、。今年も宜しくお願いします、。


佐々木松楽窯の存在を証明した鉢、。
今月は何時もの風来記の撮影法とは違った画像を掲載します、。
「楽焼鉢の歴史調べの旅」を夢中になって調べていた頃、四国K園さんが「芸妓の帯に佐々木製と描いた蘭鉢があるんだけど、」と2回くらいエビアンに教えてくれたことがあった、。聞いたエビアンの方は「その頃は未だ窯元名といえば短冊家程度しか知らなかったもので、佐々木製、と言われても窯元名としては軽く感じられ、俄には飛びつかなかった(つくずく自分のバカさに呆れる事がある)、。

調べ初めの頃の窯元の名前は、主として京都の丸山氏から聞かされることが多かった、。そこには「いかにも京都を思わせる重々しい名前があった」、そうなると余計に「佐々木製」が窯元の名前とは思えなくなって行ったのでした、。
2014年かもう少し前のある日、漠然とその頃普段読んでいた「日本の陶磁器窯」の記事を書いておられた静岡県伊豆半島の某陶磁器研究家の記事の中に「京都清水寺(きよみずでら)」の近辺に「楽焼窯」がある事を知り、K園から聞いていた名前とも一致するので、何を思ったか電話局で調べて電話をかけて見た、‥エビアンにしては無謀で無作法な方法だと後で思ったが、ともかく電話してみると、偶然なことに「佐々木松楽窯の当代」が直接受話器を取り上げて下さり、手短に電話の趣旨をお伝えすると、その時はタイミングが良く、当代(4代目)は機嫌良く「佐々木松楽窯の開窯から今日に至るまでの話しを話して聞かせて下さった、。幸運だた、。
浮世絵の下絵師(錦絵師)をしていたが、有るとき趣味の陶器で「龍」の像を造ってみたところ非常に評判が良く、陶磁器の道に入られたことから、現在に至るまでをお教え下さった、。(園芸JAPAN誌2016年1月号に詳しい。)、。

さて「今月の鉢」は「松柏堂主人」の還暦か喜寿かの祝いに親しい人へ配ったものであろう当時としては大型の蘭鉢(口径17センチ、高さ20.5センチ)という蘭鉢であります、。何を入れて植えても似合わないのでほとんど使用されずに伝わったのでしょう、時代がほとんど見当たらない、。
「京都松柏堂」というのを検索して見ると、ありふれた名前らしく、和菓子屋さんから漢方薬屋さんまで多数ヒットし、その中にはこの鉢の先祖がいてそうな雰囲気も漂います、。京都で100年なんて商売屋はザラですから、。

白抜きの胴部分へは、更に上から分厚く漆喰壁のような釉薬を掛けて厚ぼったく、6枚目画像の芸妓か舞妓の帯部分などは磁器かと思うほどの厚みです、。
縁あって現在はエビアン方へ来ています、。

佐々木窯の存在を証明した鉢          No.693_b0034163_00033496.jpg

佐々木窯の存在を証明した鉢          No.693_b0034163_19510377.jpg
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# by evian_th | 2024-01-03 00:03 | 東洋蘭鉢・楽焼鉢・古鉢・ラン鉢



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