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◆ 実生問題を考える・・・その1            (No.15)
東洋蘭界は現在既に実生問題の渦中にいます。日本・韓国・中国・いずれの国でも作出されていて数年前から市場に出回っています。柄物では春蘭の覆輪・中透け、花物では赤花・黄花・紅舌など、また既存の銘品の柄物などです。
実生苗の何が問題かと言えば、山取りの蘭での高価格な相場を作り難くなる事。実生苗を山取りと称して高価に売りつけ、あとで似たような兄弟木が安価に沢山出回る事。故郷(産地)が無いので愛着を持って買い支える地方が無い事。作出者とその周辺の人にしか利益が出ないであろう事。・・・などです。
日本国内では群馬・栃木の辺、千葉県、京都府、四国、九州などで作出されています。
この世界で立場のある、ある人やある商人が言うには「春蘭界は将来的には実生に頼るしか道は無いのだから、受け入れのための規定や規約を作るべきだ」と言うのです。例えば良い物3鉢を残して他の残りは処分して市場へは出さない、と言うのですが果たしてそんな事がこの東洋蘭界に通用するでしょうか。(全部売るでしょうに、、)
最初に高価に買わされた愛好家が馬鹿を見ないようにするには、どうしたら良いでしょうか。このままじゃ危なくて新花に飛び付けないもの、、。
実生苗を認めるのかどうするのか、今、この世界の一人一人に問われている問題です。(それにしても具体的な蘭の名前や人の名前を出せないのは隔靴掻痒の感有り。)
# by evian_th | 2005-01-19 20:04
◆ 中国蘭花図鑑は・・・           (No.14)
◆ 中国蘭花図鑑は・・・           (No.14)_b0034163_14113897.jpg
「中国蘭花図鑑」は1月25日発売のようです。特徴は、一茎九華から始まること、九華の説明文を書くのが九華を語らせたら右に出る人は居ないだろうと思われる東京のMさんです。今までの解説には無いちょっとマニアックな文章だろうと楽しみです。九華の蝶咲きという新しい分野の蘭の写真も載ります。一茎一花が続き、新しい一花も見れるようです。そして一茎一花の日本での芽変わり品の写真、ほとんど柄物ですが、花変りでは翠蓋の胡蝶咲きがでます。奥地の蘭(朶朶香・豆弁・蓮弁・春剣)の花物と柄物。杭州寒蘭が載って、最後に中国鉢の写真も見れるようです。楽しみです。終わりの方にチョコッと私の文章、昭和40年代の蘭界のことが当時の写真入りで出ます。あの頃に写真を撮っておいて良かったぁ、、。文章は下手だから笑わないで下さいね~、、。(写真は中国春蘭・端秀荷)竹ノ内
# by evian_th | 2005-01-11 22:24
◆ 謹賀新年  ◆          (No.13)
◆ 謹賀新年  ◆          (No.13)_b0034163_22183.jpg
明けましておめでとう御座います。
東洋蘭風来記」ホームページをオープンします。

東洋蘭界の最新の情報をお届け出来る様に努力致しますので何卒宜しくお願い致します。

2005年1月1日 
          大阪・竹ノ内 功忠
(この風来記ページだけは別ソフトで、少し重く、開くのに時間がかかります。ご理解の程お願いします。)

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# by evian_th | 2005-01-01 01:17
◆今秋の蘭相場は・・・              (No.12)
◆今秋の蘭相場は・・・              (No.12)_b0034163_1935515.jpg
今年も残りわずか、押し詰まって来ました。「東洋蘭・春蘭・風来記」は2005年1月正式オープンですが、既に多くの来訪者をお迎えし、大変ありがたい事だと感謝しています。来年からも何卒宜しくお願い致します。
2004年秋相場は少し弱含みで推移しました。出来秋の相場の判断は9月7日、10月7日の京都の会を見て決まるのがこの所の決まりのようになっているのですが、9月7日は台風18号に見舞われ、10月7日は反動で荷物が集中し、どちらも安く始まってしまったのが痛かったですね。でも来春の展示即売向けに花が着いた蘭は結構高値で買われるようです。
西日本は寒蘭愛好家が多く寒蘭開花時は賑わいますし、春蘭では素心や変わり物好きは日本各地に居て夫々集めているようです。赤花愛好家も北陸・北関東から東北へかけて多く、今も紅花を楽しんで作っています。
韓国春蘭も一部の愛好家間で動いているようですが、このところ中国蘭の動きばかりが耳に届きます。まだ一部の商人・愛好家ですが「次の時代」への動きは確実に始まっているのをヒシヒシと感じます。
天災に見舞われた2004年を終え、来る新年は大きな楽しい動きが蘭界に起きることに期待しましょう。(写真は少し私棚)
# by evian_th | 2004-12-24 19:37
◆最近の中国の文献による「苔」(たい)の定義      (No.11)
◆最近の中国の文献による「苔」(たい)の定義      (No.11)_b0034163_15515144.jpg
自然と野生ラン誌に緑苔素の項で「」について、蘭蕙同心録の「論苔」からの引用で、「舌表面の色を苔(たい)と言う」と書きました。
蘭蕙同心録は1890年発行の本ですが、最近中国から入手の本・安徽科学出版社「蘭韻」2000年8月発行・に中国での「苔」の使われ方の記述がありました。
「蘭花の苔・朱点・蕊柱・梗の特徴」の「苔」の項目に・・・唇弁(舌)上に常に形成される(常生)ビロード状のもの(絨状物)が有り、俗に「苔」という。ムラが無くきめ細かく色が糯であるものが良く・・・・・色は緑と白でキラメキあるのが上品、微黄色が次品・・・・・etc。。。(李仁韵・・安徽神韵花卉研究所長編著)
◆「苔」(たい)の別な使われ方では、柄物の曙虎斑(ボヤ虎)の黄色い斑模様と地合の緑色とが交じり合った部分の緑部を「苔」と呼び、他の緑色部分も苔と呼んでいるようです。日本では緑色の葉の地合に黄色い斑が出現したと見るのに対し、中国では全体が黄色い地合の中に緑色が乗ったと見ているのです。国が違えば見方や解釈も違う、、面白いものだな~。。。(写真はビッグ秀の緑真)
# by evian_th | 2004-12-22 16:32



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